米EBZT、仮想通貨5銘柄に1000万ドル規模の資産配分を実施

米上場企業エブリシング・ブロックチェーン(EBZT)は20日、ソラナやリップルなどの仮想通貨5銘柄に対し、総額1000万ドル規模の戦略的資産配分を実施した。
今回の配分は、機関投資家による資金流入を先取りする狙いで行われる。 また、同社はナスダックへの上場を計画し、流動性の向上と機関投資家からの資金流入の促進を目指す。
機関投資家の参入を見据えた戦略的配分
Everything Blockchain Inc. (EBZT) announced a $10 million strategic crypto allocation into SOL, XRP, SUI, TAO, and HYPE, aiming to front-run potential institutional inflows. The firm focuses on zero-trust data protection and blockchain infrastructure. https://t.co/FBU16wEjen
— Wu Blockchain (@WuBlockchain) June 20, 2025
今回の配分対象は、SOL、XRP、SUI、TAO、HYPEの5つのブロックチェーンエコシステムだ。 これにより、同社は仮想通貨資産の多様化を図る。
この取り組みは、米国の公開企業が設立した初のマルチトークン・ステーキング財務として位置づけられる。 EBZTの戦略は、分散型金融、分散型アプリケーションおよび人工知能インフラに注力することで推進される。
選定された資産は、高速処理が特徴のソラナ、国際送金に利用されるXRP、汎用スマートコントラクトを実現するSUIや、AI分析に活用されるBittensorなど、ブロックチェーン技術革新の幅広い分野を網羅する。
この多様化は、ウォール街がビットコイン以外のアルトコインへ関心を移す動向を先取りする狙いである。
収益創出と将来の展望
構築された財務は、ステーキング利回りを通じて収益を生み出すよう設計されている。 年間約100万ドルの収益が見込まれ、同収益は株主向けの仮想通貨配当プログラムの原資となる可能性がある。
エブリシング・ブロックチェーンは、ゼロトラスト・データ保護における専門知識を有しており、これがブロックチェーン事業におけるセキュリティやエンタープライズ向けソリューションの提供へ大きく寄与している。
この動きは、規制の明確化やエコシステムの成熟とともに、機関投資家がビットコイン以外のトークンに関心を高める潮流と一致する。