サークル、USDC活用の送金技術をアップデート|取引の時短

ステーブルコイン
最終更新日:
暗号資産ジャーナリスト
暗号資産ジャーナリスト
Naoki Saito
筆者について

...

監修
編集長
Shunsuke Saito
筆者について

Crypto News...

最終更新日:
Cryptonewsを信頼する理由
Cryptonewsは、10年以上にわたる暗号資産(仮想通貨)の報道経験に裏付けされた、信頼に足る洞察を提供しています。経験豊富なジャーナリストやアナリストが、深い知識を駆使し、ブロックチェーン技術を実際に検証しています。厳格な編集ガイドラインを遵守し、仮想通貨プロジェクトについて、正確かつ公正な報道を徹底しています。長年の実績と質の高いジャーナリズムへの取り組みにより、Cryptonewsは暗号資産市場の信頼できる情報源となっています。会社概要も併せてご覧ください。
広告開示私たちは、読者の皆様に対し、完全な透明性を提供することを重要視しています。当サイトの一部のコンテンツにはアフィリエイトリンクが含まれており、これらのリンクを通じて発生した取引に基づき、当社が手数料を受け取る場合がございます。

暗号資産(仮想通貨)企業サークル社は11日、ブロックチェーン間でのステーブルコインUSDC送金を大幅に高速化するクロスチェーン転送プロトコル(CCTP)のバージョン2をリリースした。

CCTPは、USDCを活用した異なるブロックチェーン間での送金技術だ。

この最新版「CCTP V2」では、USDC送金時間が従来の13~19分からわずか数秒に短縮しているという。

このアップグレードにより、USDCの採用率がさらに高まり、テザー(USDT)が主導するステーブルコイン市場における競争力が向上すると予想されている。

2つの新機能を導入

今回のアップグレードでは、「Fast Transfer(高速転送)」と「Hooks(フック)」という2つの主要な新機能が導入された。

「Fast Transfer」は、その名の通り高速なUSDC転送を実現する機能で、異なるブロックチェーン間の送金をほぼ瞬時に完了させることが可能になる。

一方「Hooks」は、開発者向けの機能で、送金先のブロックチェーンで資産スワップや資金管理などのアクションを自動化することができる。

これにより、複数のブロックチェーンを跨いだ複雑な金融取引のワークフローが簡素化される。

今後の展開

サークルのCCTPは2023年の導入以来、合計で360億ドル(約5兆3280億円)以上の取引量を処理してきた。しかし、ユーザーからは送金時間の短縮を望む声が多く上がっていた。

今回のアップグレードはそうした要望に応えるものであり、ステーブルコイン市場におけるUSDCの競争力強化戦略の一環ともいえる。

CCTP V2は現在、イーサリアム(ETH)、アバランチ(AVAX)、Base(レイヤー2)の3つのブロックチェーンで利用可能。

ユーザーは、CCTP.Money、Interport、LI.FI、Mayan、Socket、Wormholeなどのプラットフォームを経由して新技術を利用できる。

2025年後半までには、さらに多くのネットワークとの統合も計画している。Linea、Arbitrum、ソラナ(SOL)などのネットワークへの対応も予定されている。

なお、既存ユーザーへの影響を最小限に抑えるため、初代のCCTPプロトコルは引き続き11のブロックチェーンで運用される。この移行期間を設けることで、スムーズな移行が図られる。

注目記事

相場分析
柴犬コイン、一週間比で12%上昇|ETF期待が投機買い誘発か
Hideaki S.
Hideaki S.
2025-03-27 16:29:50
Industry Talk
ステーブルコインUSDC史上最大規模に、新しい仮想通貨へ期待
Naoki Saito
Naoki Saito
2025-03-27 15:19:57
Crypto News in numbers
editors
筆者リスト + 66人
200万人+
月間読者数
250+
ガイド、レビュー記事
8年
サイト運営年数
約70人
国際的な編集チーム