ブラックロックBUIDLがソラナ展開、運用資産額は17億ドル超

大手資産運用会社ブラックロックは25日、トークン化されたマネーマーケットファンド「BlackRock USD Institutional Digital Liquidity Fund(BUIDL)」をソラナ SOL +6.69%チェーンに展開した。
BUIDLは、米国債や現金を通じて投資家に米ドル建ての利回りを提供するトークン化ファンドで、 イーサリアム(ETH)、アバランチ(AVAX)、アプトス(APT)など複数のチェーン上に展開されている。
今回の拡大により、ソラナの高速処理能力と低コストの特性を活かしたオンチェーン流動性ソリューションの提供が可能になる。
運用資産額は17億ドル超
BUIDLの運用資産(AUM)は、過去7ヶ月間で5億ドルから17億ドル超へと増加。現在の成長率を維持すれば、4月初旬には20億ドル(約3000億円)を超える見込みだ。
この成長は、市場規模が現在190億ドル(約2兆8500億円)を超えるトークン化された実物資産(RWA)への需要の高まりを反映している。
その中で、マネーマーケットファンドのトークン化は、伝統的な金融商品をブロックチェーン上で利用可能にする重要なステップであり、機関投資家の暗号資産(仮想通貨)市場参入を加速させる要因となっている。
ブラックロックのBUIDLは現在、トークン化された米国債市場でリーダーの地位を確立しており、フランクリン・テンプルトンの類似ファンドなど競合他社を上回っている。
ソラナ対応の戦略的意義
今回のソラナ拡大は、同社がブロックチェーン技術とトークン化を積極的に取り入れるという広範な戦略の一環だ。
ソラナは、高速かつ低コストな取引環境を提供しており、分散型金融(DeFi)や非代替性トークン(NFT)の分野で重宝されている。
BUIDLのソラナ展開により、個人から機関投資家まで幅広いユーザーのブロックチェーン業界参入の加速が期待される。
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