韓国Bithumb、316億円相当の休眠資産を確認|610倍に急騰も
韓国の暗号資産(仮想通貨)取引所Bithumbは2日、1年以上利用のない約260万件の口座に計316億円相当の休眠資産を確認した。
最長12年間放置された口座もあり、一部の銘柄は購入時から610倍以上に値上がりしているケースも判明している。
316億円相当の休眠資産を発見
Bithumbによると、休眠資産の総額は約316億円。
対象は少なくとも1年間ログインや取引がない約260万件のユーザー口座で、中には10年以上アクセスされていないケースも含まれる。
最長放置期間は4380日(約12年)に達し、単一口座で最高額の休眠資産は約4億4500万円に上る。
同社の休眠資産回復キャンペーンは今年で3回目。
前年の調査では約479億円が確認されていたが、今回は約34%減少した。
これは前回のキャンペーンで約3万6000人のユーザーが計約5000万ドルを回収したことや、仮想通貨市場の回復でユーザーが戻ってきたことが要因とみられる。
初期投資が610倍に急騰した例も
休眠資産の多くは、2013〜2014年頃の市場黎明期に開設された口座に由来する。
当時、興味本位で少額を購入したユーザーがその後の価格下落を機に市場を離れ、そのまま放置しているケースが多い。
Bithumbによると、一部の休眠資産は購入時から6万1000%もの上昇を記録。
これは同期間のビットコイン(BTC)価格のリターンを上回る水準だ。
所有者が無価値になったと思い込んで放置していた資産が、実際には大きな財産となっている可能性がある。
Bithumbは対象ユーザーへの通知を通じて口座回復を支援する方針。
一方で、大量の休眠資産が一度に市場へ戻り売却された場合、特に流動性の低いアルトコインでは価格への影響も懸念される。
韓国では消費者保護の観点から仮想通貨取引所に対し休眠資産の管理強化を求める声が高まっており、業界全体の信頼性向上にも寄与すると期待されている。