【速報】ビットコイン(BTC)、10万5000ドル突破|史上最高値

暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC) BTC -1.56%は16日、史上最高値となる10万5000ドル(約1570万円)を記録した。
過去1年間の上昇率は140%超、直近1カ月でも15%上昇と、勢いが止まらない展開となっている。
2024年の価格推移
ビットコインは年初から大幅な上昇基調が続いている。1月に米証券取引委員会(SEC)が現物型ビットコインETFを承認すると4万2280ドルから6万ドル台へ急騰。
3月には8万ドルを突破し、4月の半減期イベントを経て10万ドル台に到達。その後6〜7万ドル付近で推移していたが、11月の米大統領選でのトランプ氏の勝利を受けて再び上昇している。
次期政権、仮想通貨に前向き
11月の米大統領選でトランプ氏が勝利を収めて以降、仮想通貨市場全体が大幅な上昇を記録した。スイスの銀行グループSygnumのデジタル資産リサーチマネージャー、ルーカス・シュバイガー氏は、米国を「仮想通貨の首都」にするという選挙公約について、政治的なアピールと捉えられる可能性を指摘。
一方で、新設される仮想通貨諮問委員会や、米大手取引所コインベースのブライアン・アームストロングCEOら業界トップとの会談の噂は、新政権による仮想通貨市場重視の姿勢を示すものだと分析した。
新体制での政策に期待
仮想通貨マイナーへの税制優遇など、具体的な政策の実現には共和党が過半数を握る上下両院の承認が必要となる。
しかし、12月4日に元ペイパルのデビッド・サックス最高執行責任者(COO)が「ホワイトハウスAI・仮想通貨担当特別補佐官」という新ポストに就任。複数の大手企業が諮問委員会への参画を目指すなど、業界全体の期待は高まっている。
金融政策も追い風に
17日に予定される米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策決定会合では、0.25%の追加利下げが予想されている。市場予想では、政策金利は4.25-4.50%となる見通しだ。金利引き下げによる借入コストの低下は投資を促進することから、仮想通貨を含むリスク資産への投資を後押しする要因となっている。
この好環境は、アルトコインにも波及している。時価総額上位20位以内の銘柄では、新興チェーンのSUIが7%、大手プロジェクトのポルカドット(DOT)が5.8%上昇し、本日の上昇率上位となった。業界関係者からは「トランプ新政権下での仮想通貨産市場の拡大に期待が集まっている」との声が出ている。
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