8月12日の仮想通貨|ヘイズ氏予測、FRBの円支援でビットコイン急騰か

暗号資産(仮想通貨)取引所BitMEXのアーサー・ヘイズ共同創設者は11日、FRBの流動性供給が暗号資産(仮想通貨)市場を押し上げると主張した。
日本の円買い介入とFRBの役割
ヘイズ氏は、日本が円高を進めるための手段として、FRBのFIMA(外国・国際通貨当局)レポファシリティを利用する可能性が高いと指摘している。
これは、日本銀行の積極的な利上げや米国債の大規模な売却を避けるための現実的な選択肢だ。
FIMAは、外国の通貨当局が米国債を担保に一時的なドル資金を調達できる仕組みとなっている。市場に直接的な影響を与えずに資金を確保できる点が大きな特徴だ。
米国債を直接売却すれば金利上昇を招く恐れがあるが、この制度を使えばそのリスクを回避できる。
現在、この制度の利用上限は1機関あたり600億ドルに設定されている。
ヘイズ氏の主張の中心は、この上限が引き上げられることで、日本がより多くのドル流動性にアクセスできるようになるという点にある。
日本政府と年金積立金管理運用独立行政法人が保有する約1兆3,700億ドルの米国債が担保として活用される可能性がある。この膨大な資産が動けば、世界の金融市場に与える影響は計り知れない。
ドル流動性の拡大と仮想通貨への影響
FIMAを通じたドル調達が拡大すれば、市場に新たなドル流動性が供給されることになる。
ヘイズ氏は、この流動性の増加がビットコイン BTC 0.59%や金、イーサリアム(ETH)などの資産にとって強気材料になると分析している。
市場にドルが溢れることで、法定通貨の価値が相対的に下がり、希少性の高い資産に資金が向かうという論理だ。
過去の市場動向を踏まえても、中央銀行による流動性の拡大はリスク資産の価格上昇の引き金になりやすい傾向がある。FRBの公式資料では、FIMAは市場のストレス時にドル資金調達市場を安定させるための安全網として説明されている。
仮想通貨の価格上昇や特定の国への支援を目的としたものではない。
あくまで一時的な資金不足を補うための制度として位置づけられている。しかし、ヘイズ氏の予測は、この制度の仕組みが結果的に市場の流動性を高め、ビットコインなどの価格を押し上げるという独自の解釈に基づいている。
今後の政策動向が市場にどのような変化をもたらすか、多くの市場参加者が注目している。