SBI新生銀行の新サービス、預金利息の2割を仮想通貨で還元へ

ビットコイン(BTC) 仮想通貨取引所
暗号資産ライター
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SBI新生銀行は8日、預金残高に応じて暗号資産(仮想通貨)を付与する新たなサービスを今秋に開始すると発表した。

利息の2割相当を仮想通貨で還元

今回発表された新サービスは、通常の円預金金利に加えて、利払い額の2割相当を仮想通貨で受け取れる「交換券」を発行するというものだ。

預金の元本や法定通貨での利息はそのまま維持されるため、利用者は価格変動リスクを抑えながら仮想通貨を手に入れることができる。

交換券は指定された期間内に、SBIグループが取り扱う主要な仮想通貨と交換することが可能だ。

対象となる銘柄は、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、XRPなどが予定されている。

交換時の市場レートに応じて、付与される仮想通貨の数量が決定される仕組みだ。

報道によると、この新サービスは本格導入に先立ち、6月10日から約3カ月間のキャンペーンとして先行実施される。

将来的には、ソラナなどの人気銘柄が追加されることも期待されている。また、価格変動の少ないステーブルコインの取り扱いも検討される可能性がある。

対象となるのは普通預金や、3カ月以上5年以下の定期預金だ。預金残高が多いほど受け取れる交換券の額も増加するため、まとまった資金を預け入れる利点が大きくなる。

これまでは期間限定の企画として展開されてきたが、今後は一般の預金商品と連動した継続的なサービスとして提供される計画だ。

グループ内の連携強化と新規顧客の獲得へ

今回の取り組みの背景には、伝統的な銀行業務とデジタル資産を融合させるというSBIグループの長期的な戦略がある。

利用者が受け取った交換券を実際の仮想通貨にするためには、グループ傘下の仮想通貨取引所であるSBI VCトレードの口座を開設する必要がある。

銀行預金という身近な手段を通じて仮想通貨に触れる機会を提供し、初心者を自然な形で取引所へと誘導する狙いだ。

銀行と仮想通貨取引所の双方で顧客を相互に送客することで、グループ全体での収益基盤の強化が期待されている。

長引く日本の低金利環境において、銀行間での預金獲得競争は激しさを増している。従来の金利に仮想通貨の報酬を組み合わせる手法は、他の金融機関にはない独自の付加価値となる。

SBI新生銀行はこれまでにも、定期預金の利用者にXRPの交換券を付与するキャンペーンなどを共同で実施してきた。

仮想通貨の付与を一時的な販促活動から恒久的なサービスへと昇華させることで、一般の預金者にもデジタル資産を普及させていく構えだ。

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