5月最終週の仮想通貨|米国初、CFTCがビットコイン無期限契約を承認

米商品先物取引委員会(CFTC)は29日、米国初となる規制下でのビットコイン無期限契約の取引を承認した。
米国初のビットコイン無期限契約が承認
CFTCは、予測市場を提供するKalshiEX(カルシEX)に対し、暗号資産(仮想通貨)の現物価格を参照する無期限契約「BTCPERP」の上場を許可した。
カルシEXは28日に申請を行い、商品取引法や関連するCFTC規則の基準を満たしていると判断された。この契約は、CFTCに登録された指定契約市場において先物契約として扱われる。
CFTCのマイケル・S・セリグ委員長は、米国の規制枠組み内で無期限取引が可能になる重要な一歩だと述べた。仮想通貨市場で最も流動性の高い取引の一つが、規制された米国の取引所で運営される道筋を示すものだとしている。
無期限契約には固定の満期日がなく、原資産となるビットコイン(BTC)の現物価格と連動するように設計されている。
今回の承認は、カルシEXが提示した契約条件やビットコイン市場の状況に基づいている。CFTCは、無期限契約の仕組みがすべての資産に適しているとは限らないと指摘した。
市場参加者に対し、他の資産を扱う場合はスタッフと協力し、自主的な承認プロセスを活用するよう呼びかけている。
コインベース関連の規制措置も明確化
CFTCは同日、コインベース・ファイナンシャル・マーケッツの要請に対する見解も示した。特定の仮想通貨の無期限契約が、委員会規則に基づく外国先物として分類される可能性があることを確認した。
また、顧客のデジタル商品や決済用ステーブルコインを証拠金として関連会社に預けることについて、条件付きで法的な不処置を認めた。
同社は関連する外国ブローカーに再利用権がある場合でも、証拠金の預託に関して法的措置を受けることがなくなる。これらの措置は、米国で上場されるビットコインの無期限契約の規制経路を明確にするものだ。
同時に、米国の顧客が海外のデリバティブ市場にアクセスする道筋も整備された。
カルシEXの承認が国内取引所での上場に関するものである一方、コインベースに関する決定は海外市場とのやり取りに関連している。米国登録の先物取次業者という構造を利用して、関連する外国取引委員会と取引を行うための枠組みが示された。