ユニスワップ、月間380億ドルの過去最高取引高を更新
広告開示
私たちは、読者の皆様に対し、完全な透明性を提供することを重要視しています。当サイトの一部のコンテンツにはアフィリエイトリンクが含まれており、これらのリンクを通じて発生した取引に基づき、当社が手数料を受け取る場合がございます。分散型取引所Uniswapは28日、イーサリアム(ETH)のレイヤー2ネットワークにおける11月の取引高が380億ドル(約57兆円)を突破し、過去最高を記録した。
レイヤー2ネットワークでの取引急増
レイヤー2とはイーサリアムのメインネットワーク上の取引を集約して処理する技術で、取引速度の向上とガス代の削減を実現する。
Dune Analyticsのデータによると、BaseやArbitrumなど主要なレイヤー2プラットフォームでの取引高は3月の記録を40億ドル上回った。特にArbitrumが195億ドルと最大のシェアを占め、Coinbaseが開発したBaseも130億ドルの取引を記録した。
アポロクリプト社のヘンリク・アンダーソン最高投資責任者は「ビットコインが10万ドルに近づくたびにイーサリアムとDeFiトークンが牽引力を得る傾向がある」と分析する。
Since April @0xflatmoney's UNIT has outperformed ETH with a fraction of the volatility – currently at $4,000. pic.twitter.com/rDKZbyS9hF
— Henrik Andersson (@phenrikand) November 27, 2024
同氏はオンチェーン収益率の上昇とETH/BTCモメンタムの増加による「DeFiルネサンス」の到来を指摘している。
プロトコル手数料でも躍進
取引高の成長に加え、Uniswapは過去1カ月間で9000万ドル以上の手数料を生み出し、プロトコル別手数料ランキングで6位にランクインした。トロンやメーカー、ソラナのミームコインプラットフォームPump.funを上回る実績となっている。
この活況はUniswapの独自トークンUNIの価格にも反映され、週間で42%以上の上昇を記録。発表時点でUNIは12.58ドルで取引され、24時間で10%上昇している。
これはソラナ(SOL)ベースのRaydiumやJupiterなど他の分散型取引所トークンを上回るパフォーマンスを示している。
DeFiエコシステムの発展と今後の展望
レイヤー2テクノロジーの進化により、DeFiプロトコルの利便性と効率性は大きく向上している。
機関投資家の参入も活発化しており、特にソラナベースのブロックチェーンアプリケーションは2024年第3四半期に1億7300万ドルの投資を集めた。
今後はレイヤー2の取引手数料の最適化や新規プロジェクトの参入により、DeFiエコシステムの更なる発展が期待される。
個人投資家は分散型取引所の利用に際し、セキュリティとガス代コストの観点からレイヤー2の活用を検討することが推奨される。