トランプ氏、マスク氏など政府効率化省(DOGE)の監督者に

ドナルド・トランプ次期大統領は12日、テスラのイーロン・マスクCEOと、ロイバントサイエンシズのヴィヴェック・ラマスワミCEOを「政府効率化省」(DOGE)の監督者に任命した。
この決定は政府の無駄を削減し、効率を高めることを目的としている。
マスク氏とラマスワミ氏の役割
ドナルド・トランプ次期大統領は、マスク氏とラマスワミ氏が「私の政権が政府の官僚主義を解体し、過剰な規制を削減し、無駄な支出をカットし、連邦機関を再構築する道を開く」と述べた。
この取り組みは「アメリカを救う」運動にとって重要であり、現代版の「マンハッタン計画」に例えられた。
政府効率化省の設立目的
政府効率化省は連邦政府の財務状況と運営パフォーマンスの広範な監査を行い、必要な改革を提案することを目指している。
特に、無駄を減らし効率性を高めることに焦点が当てられている。
ドナルド・トランプ次期大統領は、マスク氏の運営専門知識を活用し、テスラやスペースXでの成功から得た経験を生かす意図がある。
マスク氏の支持と利益相反の懸念
マスク氏はドナルド・トランプ次期大統領を支持し、彼のキャンペーンに1億1900万ドル以上を寄付した。
このため、イノベーション促進や規制負担軽減政策において影響力のある同盟者と見なされている。
しかし、マスク氏の企業が米軍との契約を持つことから、利益相反について懸念が高まっている。
ラマスワミ氏の将来の役割
当初、ラマスワミ氏の参加は公には計画されていなかったが、ドナルド・トランプ次期大統領は彼が政府内で重要な役割を果たす可能性についてほのめかした。
彼は以前に共和党内で大統領候補として立候補しており、その後トランプ支持に転じた。
ドージコインへの影響
マスク氏が政府効率化省を率いる任命はドージコインの価格に大きな影響を与えており、その価格は3年ぶりの高値0.41ドル以上になっている。
選挙結果以来、ドージコインは140%近く急騰し、水曜日には約0.4ドルで推移している。