リップルが約7.5億ドルの自社株買い開始|評価額は500億ドルに

リップル社は11日、最大7億5000万ドル規模の自社株買いプログラムを開始した。
企業評価額は約500億ドルで、2025年11月の前回調達時から25%増加した形となる。
公開買付は2026年4月末までの完了を予定している。
市場下落局面での自社株買いが財務力を示す
リップルは前回2025年9月にも10億ドル規模の自社株買いを試みたが、従業員・投資家の参加率は過去最低にとどまった。
ブルームバーグの報道によると、今回は条件を見直し投資家や従業員への流動性提供を主な目的として再実施するという。
市場環境は厳しく、ビットコイン(BTC)は直近ピーク比で40%超。
リップル(XRP)価格は50%超の下落を記録しているが、前回評価額を上回る水準で自社株の価値を設定した。
同社は現時点でIPOの予定はないとの方針を維持しており、今回の買い戻しは株式公開の代替として長期的なステークホルダーに換金機会を提供するものと位置づけられる。
2025年11月には、CitadelセキュリティーズやFortress投資グループなど複数の有力ファンドから5億ドルを調達しており、財務基盤の厚さが評価額上昇の背景にある。
Hidden Road買収とRLUSDで事業多角化を加速
評価額引き上げの要因として、積極的な事業拡大も挙げられる。
同社はプライムブローカーのHidden Roadを12億5000万ドルで買収し、デジタル資産インフラ分野への進出を強化した。
また、仮想通貨市場向けの米ドル連動型ステーブルコイン「RLUSD」の発行も本格化しており、流通残高は15億ドル規模に達している。
同社の決済エコシステムでは累計1000億ドル超の取引を処理済みで、金融機関からの需要は底堅い。
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