リップル、RLUSDにチェーンリンクを採用|DeFi展開を加速

リップル社は7日、同社のステーブルコインRLUSDにチェーンリンクの価格フィード規格を採用した。
RLUSDの特徴とチェーンリンク採用の意義
リップル社が2024年12月に発行を開始したRLUSDは、XRPレジャーとイーサリアム(ETH)のブロックチェーン上で運用される米ドル連動型ステーブルコインだ。
今回のチェーンリンク価格フィード採用により、イーサリアムメインネット上で信頼性の高い価格データの提供が可能になる。
リップル社のジャック・マクドナルドステーブルコイン担当上級副社長は「RLUSDがDeFiエコシステムで拡大する中、分散型市場での安定性と信頼性を確保するには、透明性の高い価格データが不可欠だ」と述べている。
チェーンリンク価格フィードの技術的優位性
チェーンリンク価格フィードは、複数の主要データアグリゲーターと数百の取引所からデータを収集。取引量による重み付けを行い、異常値や不正取引を除外する仕組みを備えている。
さらに、独立した複数のオラクルノードによる分散化された運用体制により、システムのダウンタイムやデータ改ざんのリスクを最小限に抑えている。
DeFi市場でのRLUSD活用拡大へ
今回の規格採用により、DeFiアプリケーション開発者はRLUSDを取引やレンディングなど、様々なユースケースに組み込むことが可能になる。
チェーンリンクラボのヨハン・エイド最高事業責任者は「ステーブルコインなどのトークン化資産の採用は今後も加速する」との見方を示している。
仮想通貨市場への影響と今後の展望
この発表を受け、リップル(XRP) XRP +5.53%の価格は過去1週間で18%上昇し、2.44ドルを記録。年間では331%の上昇となっている。
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RLUSDの市場参入により、DeFi市場でのステーブルコイン競争は新たな局面を迎えることが予想される。チェーンリンクの価格フィード採用は、機関投資家からの信頼獲得にもつながる重要な一歩となりそうだ。
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