スペースXなど株式未公開企業に出資、新トークンがソラナ登場

フィンテック投資プラットフォームのリパブリックは25日、個人投資家が大手未公開企業へアクセスする機会を広げることを目的としたミラートークンの導入を明らかにした。
また、同社はプログラムの第一弾として、イーロン・マスク氏率いる宇宙企業スペースX社の業績に連動するデジタル資産rSpaceXをソラナ SOL +3.27%ブロックチェーン上に立ち上げた。
ミラートークンの仕組み
ミラートークンは、ブロックチェーン技術を活用し、未公開企業の株式価値を反映およびその評価額の変動を追跡するデジタル資産だ。
これにより、トークン保有者は実際の株式を所有することなく、IPOや企業買収といった流動性イベントの際に経済的な利益を受け取れる。
最低参加額は50ドルと低く設定されており、Apple Payやステーブルコインで手軽に購入できる。
また、初回提供における購入上限は5,000ドルに設定されている。
この仕組みは、2012年に米国で成立したJOBS法を活用している。同法により、従来は高額な最低参加額が求められた未公開市場へ、適格投資家以外も参加しやすくなった。
ただし、ミラートークンと対象となる企業には直接関係がなく、議決権や配当金も含まれていない。
スペースXの業績に連動
同社はミラートークンの第一弾として、評価額が3,500億ドルに達し、世界の打ち上げ市場で圧倒的な地位を築いている宇宙企業スペースX社の業績に連動するrSpaceXをソラナ上に発行する。
また同社は今後、OpenAIやAnthropicといった他の有力未公開企業にもミラートークンを拡大する計画だ。
しかし、これらの新しい資産が規制当局によってどのように分類されるかという不確実性も残っている。
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