Ondo Finance、現実資産トークン化でソラナ財団ら9社と提携

トークン化された現実資産(RWA)プラットフォームのOndo Financeは17日、ソラナ財団やジュピターなど大手9社と共に「グローバル市場アライアンス」を設立した。
この提携は、Ondo Financeが新サービスOndo Global Markets(Ondo GM)を構築する計画に先駆けて実施されている。
Ondo GMとは、世界中の投資家が米国の株式、上場投資信託(ETF)、ファンドなどへのシームレスなネイティブエクスポージャーを直接提供できるようにするトークン化プラットフォームだ。
大手9社が結集
設立されたアライアンスは、米国株や国債といったトークン化されたRWAの技術およびコンプライアンス基準の標準化を目指す。
暗号資産(仮想通貨)インフラプロバイダー間の協力を通じ、ウォレットや取引所へのシームレスな統合を促進する。
創設メンバーはOndo Financeに加え、ソラナ財団、ジュピター、Bitget Wallet、BitGoなど計9社だ。
各社がカストディ、流動性供給、リテールアクセスなどの分野で専門知識を提供し、エコシステムの構築に貢献する。
市場の急成長と相互運用性の課題
アライアンス設立の背景には、米国における規制環境の好転と、それに伴うRWA市場の急拡大がある。
ステーブルコインを除く世界のRWA市場規模は230億ドルに達し、年初来で260%の成長を見せた。
一方で、現在のRWAは規格が分断されており、プラットフォーム間の相互運用性が普及の障壁となっている。
同アライアンスは統一プロトコルを策定することで、この課題の解決を図る。
Ondoのエコシステムは、既に14億ドルの資金を集めるなど機関投資家の関心は高い。一方、ネイティブトークンであるONDO価格は、過去1ヶ月間で-18%の下落を見せている。
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