メイク・ア・ウィッシュ、仮想通貨の寄付募集|難病の子供支援

メイク・ア・ウィッシュ・インターナショナルは27日、暗号資産(仮想通貨)での寄付を呼びかけるプレスリリースを発表した。
メイク・ア・ウィッシュ(Make-A-Wish)は、1980年にアメリカのアリゾナ州で設立された、難病と闘う子どもたちの夢をかなえることを目的とした国際的なボランティア団体だ。
ホリデーシーズンに仮想通貨寄付を強化
メイク・ア・ウィッシュは年末年始のホリデーシーズンを前に、難病の子どもたちへの支援を強化するため、仮想通貨での寄付を増やそうとしている。
12月だけで10万人の子供が難病と診断されると推定されており、その経験が病気の子どもにとって重要だと回答した親子は98%に上る。
同団体のルチアーノ・マンゾ社長兼CEOは、
「仮想通貨で慈善活動を支援することは、仮想通貨が経済的利益を超えた目的を持っているというメッセージを送ることになる。それは人生を変えることができ、有意義な社会的影響を与えることができる」「難病は子どもから子ども時代を奪うが、願いを叶える手助けをすることで寄付者は子ども時代を取り戻し、子どもたちに回復力を築く力を持つ」
と述べた。
The Giving Blockとの連携で寄付を促進
メイク・ア・ウィッシュはThe Giving Blockと提携し、仮想通貨での寄付を受け付けている。The Giving Blockは、2018年に設立された非営利団体が仮想通貨や株式の寄付を受け入れるためのプラットフォームだ。
The Giving Blockの2024年版、仮想通貨慈善活動の現状に関する年次業界レポートによると、2024年1月までに20億ドル以上の仮想通貨が寄付されたと推定されている。
アメリカのトップ慈善団体の56%以上が現在、仮想通貨での寄付を受け入れており、前年から12%増加している。
The Giving Blockのサービスを利用して仮想通貨を調達している団体は、約68%に上る。
メイク・ア・ウィッシュとThe Giving Blockのコラボレーションは数年前に開始。
「がんや神経疾患などの難病を抱える子供たちが、願いが叶うことを楽しみにできるようになった」
と、メイク・ア・ウィッシュは述べている。
このパートナーシップにより、メイク・ア・ウィッシュは3つの新しい国に活動を拡大することができた。
The Giving Blockのパット・ダフィー共同設立者は
「仮想通貨は、富、若者、そして寄付へのモチベーションの最大の交差点を示している。世界で6億人のユーザーと数兆ドルの投資がある中で、この動きを活用しない非営利団体は、取り残されるリスクがある」「次世代のドナーを歓迎するために、メイク・ア・ウィッシュ・インターナショナルと提携できることを嬉しく思う」
と述べた。
現在、The Giving Blockのウェブサイトでは、イーサリアム(ETH)、ビットコイン(BTC)、USDCでの寄付を受け付けている。
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