2/11イーサリアム価格分析|再び2000ドル割れ、今後の下値目途は?
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イーサリアム(ETH)価格は11日、前日比4.1%安を記録し、1950ドル付近まで後退した。
2026年初頭の高値から約35%下落し、単なる調整局面ではなく、市場サイクルの完全なリセット局面に位置している。
2025年のピーク(約5000ドル)からのドローダウンは約62%に達しており、これは通常の押し目ではなく、構造的な価格調整プロセスと捉えるべきだ。
イーサリアム供給不足の予兆
現在、市場構造において最も注視すべき事象は、ネットワークの利用実態と価格動向の間に生じている巨大な乖離だ。
過去18ヶ月間でイーサリアム上のステーブルコイン取引量は約200%増加。対照的に、ETH価格はピークから60%以上下落している。
ネットワークが決済層として機能し続けているにもかかわらず、価格が実需に対して大幅なディスカウント状態で放置されている現状は、典型的な構造的リセットのフェーズを示唆。
これはファンダメンタルズが先行して改善し、価格が後追いで急騰した2019年から2020年のパターンと酷似しており、将来的なイーサリアム価格上昇の可能性を内包している。
需給面でも逼迫の兆候が見られる。取引所の供給比率は全供給量のわずか13.5%(比率0.135)まで低下しており、大半のETHはステーキングやDeFi、自己管理ウォレットへ移動済みだ。
短期的にはオーダーブックが薄くなることでボラティリティが増幅されるが、中期的には需要回復時の供給ショックを引き起こす要因となる。
さらにオンチェーン指標のMVRV(市場価値対実現価値)は「-0.5σ」バンド付近で推移。実現価格に近いこの水準は、過去のサイクルにおいて売り圧力が枯渇し、底打ちを示唆する領域として機能してきた。
スマートマネーの確信的ETH蓄積とマクロの重し
市場の恐怖感とは裏腹に、バランスシートを持つ大口投資家(クジラ)はこの下落を好機と捉えている。
特筆すべきはビットマインの動向だ。同社は弱気相場において積極的な蓄積を継続しており、2026年2月8日時点の保有量は約432万5000ETH、循環供給量の約5%を支配する規模に達した。
直近でも合計4万ETH(約8340万ドル相当)を取得した形跡がある。巨額の含み損を抱えながらも買い増しを続ける姿勢は、1800〜2100ドル帯を長期的なエントリーゾーンと確信している証でもある。
一方で、マクロ環境は依然として重い。
ケビン・ウォーシュ氏率いるFRBのタカ派的姿勢や地政学リスクが上値を抑え、米国の現物需要を示すコインベース・プレミアムはマイナス圏で推移している。
これは現在の上昇圧力が米国主導ではなく、海外勢によるものであることを示している。
結論として、現在の市場は「2500万件の日次トランザクションを持つ活況なネットワーク」と「マクロ経済に抑制された価格」との綱引き状態にある。
大口による歴史的規模の蓄積と取引所在庫の枯渇を考慮すれば、長期投資家にとってこのリセット期間は稀に見る機会形成の場と言えるだろう。
【イーサリアム価格分析】デッドクロス以降の弱さと下値リスク

出典:TradingView ETH/USD 日足(2025年3月~現在まで)
イーサリアム相場は今、正念場を迎えている。
2025年後半に積み上げた上昇幅をほぼ吐き出し、一時1700ドル台(2025年4月水準)まで調整を余儀なくされた。この相場展開は、市場心理が完全にリセットされたことを物語っている。
テクニカルの観点から下落の起点を紐解くと、昨年10月下旬に日足チャートで発生したデッドクロスが分水嶺であったことは明らかだ。
短期(20日)移動平均線が長期(100日)移動平均線を下抜けて以降、市場構造は強気から弱気へと質的転換を果たした。
それ以降、反発局面での買い意欲は限定的であり、典型的な戻り売りが支配する需給環境が続いている。
オシレーター系指標に目を向けると、日足RSI(相対力指数)は29近辺まで低下し、売られすぎのシグナルを発している。
しかし、これを即座に底打ちのサインと捉えるのは早計だ。
直近では自律反発により一時2100ドル台を回復したものの、上値の重さは解消されず、再び2000ドルを割り込む展開を強いられているためだ。
今後の焦点は、1750ドル付近での攻防に集約される。この水準で価格を維持し、底固めができるかが短期的な生命線となる。
仮に1750ドルを明確に下抜けるような事態となれば、次のターゲットは2025年の最安値である1450ドル付近となり、ダウンサイドリスクが一気に拡大する恐れがある。
現状、楽観的なシナリオを描くには材料が乏しい。投資家はダウンサイドリスクを最優先に考慮し、この下値模索の展開を慎重に見極める必要があるだろう。
投資家の資金は次世代ビットコインインフラへ移動か
イーサリアムのヴィタリック・ブテリン創設者が示唆するように、ブロックチェーンのスケーリング競争は単なる拡張フェーズから、L2(レイヤー2)同士の選別淘汰の段階へと移行しつつある。
しかし、この構造変化はもはやイーサリアムだけの話ではない。ビットコインエコシステムにおいても、同様、あるいはそれ以上に大きな成長機会が生まれようとしている。
その中でアナリストの注目を集めているのが、ビットコイン上に構築される次世代L2ソリューションBitcoinHyper(HYPER)だ。
BitcoinHyperの最大の特徴は、ビットコインの堅牢なセキュリティを基盤としながら、高速処理で知られるソラナ仮想マシンを統合する設計にある。
これにより、ビットコインは単なるデジタル・ゴールド(価値保存手段)という役割を超え、DeFiやNFT、dAppsが稼働する実用的なプラットフォームへと機能拡張を図る。
ユーザーはブリッジを介してBTCをデポジットし、高速かつ低コストな環境で資産運用やアプリケーション利用が可能になる。
これは、イーサリアムがこれまで築いてきたエコシステム拡張モデルを、最大の流動性を持つビットコイン上で再現しようとする試みとも言える。
市場の関心は数字にも表れている。BitcoinHyperはプレセール段階で既に3130万ドル(約49億円)超の資金調達に成功。
さらに、購入直後から年利(APY)37%のステーキング報酬が設計されており、既に14億トークン以上がステーキングされるなど、早期参加者によるポジション構築も進んでいる。
主要通貨が方向感を模索する局面において、BitcoinHyperのようなインフラ系プロジェクトは、ポートフォリオにおけるリスク分散や高額リターンの選択肢として検討対象になり得るだろう。