XRP保有企業エバーノース、ナスダック上場に向け始動

エバーノース・ホールディングスは18日、特別買収目的会社(SPAC)との合併を通じたナスダック上場に向け、米証券取引委員会(SEC)に登録届出書を提出した。
同社は、リップル(XRP)を中核的な準備資産として保有し、機関投資家への普及を目指す企業だ。2025年にネバダ州で設立された法人であり、規制された枠組みの中でXRPを管理している。
XRPを中核資産とする最大規模の公開企業へ
今回同社は、アリントン・キャピタルが支援するSPACのアルマダ・アクイジション・コープ・ツーとの合併を計画している。
合併が完了し、SECの承認や株主の同意などの条件を満たせば、新会社はティッカーシンボル「XPRN」でナスダック市場で取引される予定だ。
エバーノースはすでに、リップルやSBIホールディングス、パンテラ・キャピタル、クラーケンなどの企業から10億ドル以上の資金を調達している。
上場が実現すれば、同社はXRPを保有する最大規模の公開企業となる見込みだ。
エバーノースのアシッシュ・バーラCEOは、伝統的な金融とブロックチェーン技術を橋渡しし、効率的なグローバルシステムの構築を目指す方針を掲げている。
SPACとの合併を選択した背景には、通常の新規株式公開(IPO)よりも迅速に上場手続きを進める狙いがある。
2026年1Qから2Qに上場か
エバーノースは、価格に連動するだけの受動的な上場投資信託(ETF)とは異なるアプローチをとる。
同社は、貸付や流動性の提供、バリデーターの運営などを通じて、1株あたりのXRP保有量を積極的に増やしていく計画だ。
さらに、リップルが発行するステーブルコインRLUSDを活用し、分散型金融(DeFi)の分野でも収益を追求する。
同社は少なくとも4億7,300万XRPを保有する予定であり、これは市場に流通するXRPの約10%に相当する規模だ。機関投資家からのXRPに対する需要の受け皿となることが期待されている。
一方で、仮想通貨市場特有の価格変動リスクも存在する。
提出された書類によると、2025年末時点でXRPの保有に関して2億3,370万ドルの減損が計上されている。
上場時期は2026年の第1四半期から第2四半期を見込んでおり、今後の規制当局の判断や市場動向が注目される。