イーサリアム、次期アップデート「Pectra」を5月7日に延期

イーサリアム(ETH)
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Naoki Saito
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イーサリアムeth logo ETH -0.27%の開発者チームは3日、同ネットワークの次期アップデート「Pectra(ペクトラ)」のメインネット実装日を2025年5月7日に延期した。

このアップグレードは、イーサリアム(ETH)のネットワーク速度と利便性を向上させることが期待されている。

ただし、イーサリアムのテストネットワークであるSepoliaとHoleskyでのテスト実行中に技術的問題が発生し、当初予定されていた日程よりも遅れることになっている。

技術的問題が延期の原因に

アップデートが延期されている主な理由は、イーサリアムのテストネットワーク(SepoliaとHolesky)で発生した技術的問題だ。

開発者によると、これらの問題はペクトラアップグレード自体の欠陥ではなく、設定ミスによるものだったという。

この問題に対応するため、イーサリアム開発者チームは一時的なテストネットワークを新たに構築し、より包括的なテストを可能にした。

現在、よりイーサリアム環境に近い「Hoodie(フーディ)」テストネットでの試験を実施しており、これが問題なく完了したことから5月7日のメインネット実装日が正式に決定したかたちだ。

Pectraがもたらす改善点

Pectraアップデートには、複数のイーサリアム改善提案(EIP)が含まれている。

特筆すべきは、暗号資産(仮想通貨)ウォレットにスマートコントラクト機能を持たせることを可能にする「EIP-7702」と、ステーキング上限を32 ETHから2,048 ETHに引き上げる「EIP-7251」だ。

これらの改善により、ユーザー体験とバリデーター体験の両方が向上することが見込まれている。

ETH価格は停滞続く

仮想通貨ETHは、ビットコイン(BTC)に次ぐ時価総額を持つ仮想通貨だ。

しかしイーサリアム近年、開発アップデートの遅延や、他のブロックチェーンネットワークとの競争激化により、投資家やユーザーの間で懸念が引き起こっている。

それも影響しETH価格は、過去の最高値を更新できていない。

一部のアナリストは、イーサリアムの開発ロードマップと他のネットワークとの競争力に対する信頼の欠如が、最近の価格下落の一因となっていると分析している。

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