コインベース新トークンcbBTC|初日で時価総額1億ドル突破

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大手暗号資産(仮想通貨)取引所のCoinbaseは13日、ビットコイン(BTC)を1:1で裏付けとする新しい仮想通貨「Coinbase Wrapped Bitcoin(cbBTC)」を発表した

このcbBTCは、分散型金融(DeFi、銀行などの仲介者を介さずに金融サービスを提供する仕組み)におけるビットコインの活用性を高めることを目的としており、発表からわずか24時間で急速な成長を遂げた。

cbBTCの特徴と初日の成果

cbBTCは、DeFi(分散型金融サービス)との互換性を持ち、イーサリアム(ETH)のネットワークを拡張した高速で低コストなブロックチェーンであるCoinbaseのBaseやイーサリアムネットワークで利用可能となっている。

関連: BitGo、WBTC保管の分散化へ|ジャスティン・サン関与へ批判

発表から24時間以内に、cbBTCの時価総額(発行済みの仮想通貨の総額)は約1億ドル(約1兆5000億円)に到達した。現在の価格は5万8031.91ドルで、24時間取引量は117万3742ドルを記録している。

DeFiへの影響と市場予測

仮想通貨の保管や取引のためのインフラを提供する大手企業Fireblocksのアリク・ガランスキー技術責任者は、「ビットコインをDeFiで使いやすくする新しい選択肢の登場は、まさに今の市場に必要なものです」とコメントした。

ガランスキー氏は、これまでDeFiの普及に重要な役割を果たしてきた「WBTC」(別の種類のビットコインラップトークン)が、技術の進化に追いついていないと指摘し、「業界には、より良い選択肢が市場に登場するべきです」と述べている。

批判と懸念事項

cbBTCの初期の成功にもかかわらず、いくつかの批判も挙がっている。

主な懸念事項として、ビットコインの裏付けを証明する監査の欠如、政府による規制や資産凍結の可能性、中央集権化とDeFiのセキュリティへの影響が指摘されている。

これらの課題に対し、Coinbaseがどのように対応していくかが今後の焦点となるだろう。

市場への影響

cbBTCは、現在イーサリアムのネットワークで96.6%のシェアを持つBitGoのラップドビットコイン(WBTC)の強力な競合となる見込みだ。

同コインの導入により、ビットコインをDeFiで使いやすくする仮想通貨の市場が大きく変わる可能性がある。

Coinbaseは声明で、「最も古く、広く保有されている暗号資産として、ビットコインは新規ユーザーの獲得に重要な役割を果たしています」と述べ、cbBTCを通じてビットコインの使い道を広げる意向を示した。

これは、仮想通貨の相互利用性と実用性を高める重要な一歩となるだろう。今後の発展と市場への影響が注目される中、CoinbaseがどのようにcbBTCを展開し、利用者の信頼を獲得していくかが鍵となる。

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