バイビットハッカー、40億円のETH売却｜新しい仮想通貨に注目

イーサリアム ETH +4.78%は28日、大規模なハッキング被害によりBybit（バイビット）から流出した資産の一部が売却され、価格が前日比6%下落した。

今回売却された資産は約40億円相当のイーサリアム（ETH）で、これは同取引所から流出した総額約1.5億ドル（約2200億円）の一部にあたる。Bybitのベン・ジョウCEOは顧客資産の安全は確保されていると述べている。

大規模ハッキングの概要と市場への影響

バイビットから流出した暗号資産（仮想通貨）イーサリアムは約48万1000ETH、金額にして約13.4億ドル（約2020億円）に達する。ハッカーは同取引所のイーサリアムコールドウォレットに侵入し、資産を不明なアドレスへと移動させた。

この流出事件を受けて、ETH価格は当初約4%下落したが、その後さらに下げ幅が拡大し、前日比6%の下落となった。仮想通貨市場全体も連動して下落する展開となっている。

Binance（バイナンス）をはじめとする主要仮想通貨取引所は、ハッカーのアドレスをブラックリストに登録し、盗まれた資金が自社のプラットフォームで使用されることを防ぐ措置を取っている。

業界の対応と今後の展望

業界からの支援も表明されており、バイナンスは復旧支援のためにバイビットへ10万ETHを寄付するなど、業界全体でのセキュリティ向上に向けた動きが加速している。

一部の専門家は、今回のハッキング事件が北朝鮮関連のラザルス・グループによる可能性を指摘しているが、現時点では確定的な情報は得られていない。

盗まれた資金はすでにマークされており、ハッカーが主要仮想通貨取引所でこれらの資金を効果的に利用することは困難な状況となっている。この状況が早期の大量売却を促し、市場への影響が懸念されている。

仮想通貨セキュリティの課題

今回の事件は、仮想通貨取引所のセキュリティと資産管理の重要性を改めて示す結果となった。特にコールドウォレットとされる、インターネットに接続されていない環境での保管が安全とされていた常識を覆す事態となっている。

バイビットは声明で「他のウォレットは安全」と述べており、「取引所は損失をカバーする能力がある」と顧客に対して安心を提供しようとしている。しかし、このような大規模なセキュリティ侵害は、新しい仮想通貨業界全体の信頼性に影響を与える可能性がある。

今後は各取引所のセキュリティ対策の強化が予想されるとともに、規制当局による監視の目も厳しくなることが予測される。暗号資産投資家にとっては、取引所選びの際にセキュリティ体制をより慎重に評価することが重要となるだろう。

市場の混乱の中で輝く新たな可能性：BTC Bull Token

今回のハッキング事件による市場の混乱がある一方で、新しい仮想通貨が注目を集めている。特にBTC Bull Token（BTCBULL）は、独自の報酬システムとビットコイン連動メカニズムで投資家から高い関心を寄せられている。

BTC Bull Tokenは、ビットコイン（BTC）の人気と上昇トレンドを活用した初のミームコインで、BTCが15万ドル、20万ドル、25万ドルといった重要な価格マイルストーンに達した際に、実際のビットコインを保有者に報酬として提供するという画期的な仕組みを持っている。この報酬は自動的に保有者のウォレットにエアドロップされる。

2025年2月10日に開始されたプレセールは既に410万ドル以上を調達し、5月10日までの期間で急速に支持を拡大している。ETHブロックチェーン上に構築されたこのトークンは、幅広いウォレットとの互換性を提供しており、アクセスのしやすさも大きな魅力となっている。

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免責事項：暗号資産は高リスクの資産クラスです。本記事は情報提供のみを目的とし、投資アドバイスを構成するものではありません。資金の一部または全額を失うリスクにご注意ください。