ビットワイズがアバランチETFの申請を更新|ステーキング導入

米資産運用会社ビットワイズは27日、現物アバランチETFの申請書類をSECへ更新した。
承認されれば、NYSE Arcaにティッカー「BAVA」で上場予定で、管理手数料は0.34%に設定。
運用資産が5億ドルに達するまで手数料を全額免除する方針を示している。
最大の特徴は保有するAVAXの最大70%をステーキングに充て、投資家に追加報酬を還元する仕組みを盛り込んだ点。
米国ETF市場で利回りを生む初の事例となる可能性がある。
ステーキング機能で競合と差別化
今回の申請でビットワイズは、ETFが直接AVAXトークンを保有し、アバランチのプルーフ・オブ・ステーク(PoS)ネットワークの検証に参加する構造を採用した。
暗号資産(仮想通貨)ステーキングで得た報酬の12%を運用経費として徴収し、残り88%を投資家に分配する方針だ。
競合するヴァンエックのAVAX ETFは手数料0.40%、グレースケールは0.50%であり、いずれもステーキング機能は含まれていない。
ビットワイズは手数料面でも最安水準を実現しつつ、追加利回りという付加価値で差別化を図る。
運用体制としては、コインベース・カストディ・トラスト・カンパニーがAVAXの保管業務を担当し、BNYメロンが現金管理を担う。
シード資金としてビットワイズ・インベストメント・マネージャーが1株25ドルで10万株、合計250万ドルを拠出する。
市場の反応と承認見通し
申請更新の報道を受け、アルトコインAVAXは24時間で約7%上昇し、14.95ドルを記録。
時価総額は約64億1000万ドル、取引高は8億ドルを超えた。
ビットワイズは9月にヴァンエック、グレースケールに続いてアバランチのETFを申請。
DTCCは先月、同ETFをウェブサイトに掲載しており、承認に向けた準備が進んでいることを示唆している。
3社とも2026年第1四半期の承認を目指しており、ビットワイズが承認されればNYSE Arca、ヴァンエックとグレースケールはナスダックに上場する見込みだ。
IRSがステーキング報酬に関する新たな税務ガイダンスを発表したことも、利回り付きETF実現への追い風となっている。