Bitget Wallet、仮想通貨決済カード発行|マスターカードと提携

自己管理型デジタルウォレットのBitget Walletは1日、マスターカードと提携し、新たな暗号資産(仮想通貨)決済カードを発行した。
同カードは、決済大手マスターカードと仮想通貨決済プロバイダーImmersveの協力により実現し、全ての取引はオンチェーンで決済され、本人確認(KYC)及びマネーロンダリング対策要件に従う。
欧州市場での展開とシームレスな利用体験
本カードはBitget Walletアプリ内で直接発行・管理が可能だ。利用者はリアルタイムのスワップや預金を通じ、容易に資金をチャージできる。
マスターカードをサポートする世界中の1億5000万以上の加盟店で利用可能となり、日常の支払いに仮想通貨が直接使用できる。これにより、暗号資産の実用性が大幅に向上する。
利用者はカード申し込み後、即座にバーチャルカードを受け取ることができる。受け取ったカードはApple Wallet等に追加可能で、非接触決済により利便性が高まる。このような機能を備えた仮想通貨ウォレットは、現在高い人気を集めている。
コンプライアンスと今後のグローバル展開
カードのコンプライアンスは、マスターカードのライセンス発行者であるImmersveが担当する。同社はKYC及びマネーロンダリング対策チェックを通じ、不正利用防止に努める。
さらに、マスターカードのデジタルファーストプログラムにより、迅速なバーチャルカード発行と安全な取引処理が保証される。
今回の提携は、仮想通貨のクレジットカード決済の普及をさらに後押しする可能性がある。この取り組みは、ブロックチェーン技術を主流金融システムへ統合しようとするマスターカードの広範な戦略を反映している。
初回の提供地域は英国とEUであるが、今後は規制当局の承認を前提に、中南米、オーストラリア、ニュージーランドへの拡大が計画されている。
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