バイナンスジャパン、PayPayマネーで事前入出金が可能に

国内暗号資産(仮想通貨)取引所のバイナンスジャパンは9日、PayPayと連携した新たな入出金サービスの提供を開始した。
ユーザーはPayPayマネーを通じて、バイナンスジャパンのアカウントにあらかじめ資金を入金できるようになった。また、アカウント内の資金をPayPayマネーとして直接出金することも可能だ。
原則として365日24時間、即時に入出金が反映されるため、市場の動きに合わせた機動的な取引がしやすくなる。
株式の40%を取得
両社は2025年10月に資本業務提携を結び、PayPayがバイナンスジャパンの株式の40%を取得した。その後、同年11月からPayPayマネーを使った仮想通貨購入時の入出金サービスを提供してきた経緯がある。
今回の新サービスは、この既存の仕組みをさらに拡張した形となる。
従来の取引時限定の入出金から、売買注文とは完全に独立した事前入金へと移行した。アカウントに事前入金した資金は、販売所だけでなく取引所での板取引や定期購入、指値注文など幅広い用途に利用できる。
なお、2025年11月に開始した購入同時入金サービスは、手数料無料のまま継続して提供される。
提携強化で仮想通貨の日常利用を促進
新サービスを利用するには、バイナンスジャパンのアプリとPayPayの両方で本人確認を完了させる必要がある。その上で、初回利用時にアプリ内でアカウント連携に同意し、機能を有効化する仕組みだ。
なお、PayPayマネーライトはサービスの対象外となっており、連携はユーザーの任意でいつでも解除できる。
入金と出金の手数料は、それぞれ1回あたり110円に設定されている。例えば1,000円を入金した場合、手数料が引かれて890円がアカウントに反映される。
入金の下限額は1,000円で、上限は24時間で30万円、30日間で100万円だ。出金の下限額も1,000円だが、上限は24時間で100万円、30日間で200万円となっている。
国内で7,000万人以上のユーザーを抱えるPayPayとの連携強化は、キャッシュレス決済と仮想通貨取引の強力な橋渡しとなる。
取引の柔軟性と利便性が大きく向上し、初心者から上級者までスムーズな取引体験が期待できる。日常的な決済手段と直接結びつくことで、日本国内における仮想通貨の普及と日常利用がさらに進むと考えられる。