アバランチ、仮想通貨AVAXで380億円調達|アップデート控える

大手レイヤー1ブロックチェーンAvalanche(アバランチ)は12日、同ネットワークのネイティブ暗号資産(仮想通貨)AVAX AVAX -0.21%で2億5000万ドル(約390億円)を調達した。
この資金調達は、ロック期間付きのプライベート販売となっており、ギャラクシーデジタル、ドラゴンフライ、パラファイキャピタルなど40社以上の投資会社が参加している。
AVAX価格は、過去24時間で+4%、過去1ヶ月で+60%以上の上昇を見せている。
Avalanche9000のアップデート迫る
Avalancheは、高速かつ低コストな取引環境を提供するブロックチェーンとして誕生。
大手ブロックチェーンイーサリアム(ETH)とも互換性を持ち、分散型金融(DeFi)や非代替性トークン(NFT)のエコシステムが拡大されている。
今回の資金調達は、同ネットワークの大型アップデートである「Avalanche9000」のメインネット展開を控える中で行われた。
「Avalanche9000」は、Avalanche(プライマリーチェーン)の技術を活用したレイヤー1(旧サブネット)の導入コストを最大99.9%削減できるアップデートだ。
また、Avalanche Cチェーンの取引手数料も、25分の1ほどに削減されることが期待されている。
アップデートはすでに、11月25日からテストネット展開が開始されており、メインネット展開は12月16日、本格展開は2025年初頭を予定している。
ネットワーク入金額が増加中
同ネットワーク(Cチェーン)の預かり資産額は、11月初頭から60%以上増加しており、約16億3500万ドル(2500億円)となっている。
「Benqi」や「LFJ(旧Trader Joe)」など大手DeFiプロトコルも入金額を伸ばしており、それぞれ過去1ヶ月で+36%、+39%の増加率を示している。
ただし、同ネットワーク入金額の過去最高値は、2021年12月に記録した約115億ドルとなっており、約80%減少している。
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