スペースXが世界8位のBTC保有企業に、テスラと合わせて3万枚

宇宙開発企業のスペースXは11日、新規株式公開に伴う財務開示でビットコイン(BTC)の保有枚数を明らかにした。
公開企業として8番目のBTC保有量に
同社は米証券取引委員会(SEC)に提出した新規株式公開(IPO)の登録書類で、1万8,712 BTCを保有していると報告した。
同社は11日に米ナスダック市場へ上場を果たしている。この開示を受け、企業の仮想通貨保有量を追跡するデータサイトに同社のデータが追加された。
追跡サイトのデータによると、スペースXは公開企業の中で世界第8位のビットコイン保有企業となった。取得原価は約6億6,100万ドルとされている。
これは、1コインあたり平均約3万5,000ドルで購入した計算になる。
提出書類からは、同社が2025年末から2026年3月末にかけて保有量を維持していたことが分かる。短期的な売買目的ではなく、長期的な財務戦略として仮想通貨を保有しているとみられる。
ストラテジーなどの大企業に続き、主要なテクノロジー企業がバランスシートに組み込む事例がまた一つ増えた。
日本でもメタプラネットが同様の戦略を採用している。
イーロン・マスク氏関連企業の保有量が拡大
今回の開示は、市場全体にも大きな影響を与えている。スペースXのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、電気自動車大手テスラを通じても仮想通貨に関わってきた。
テスラはすでに約1万1,500 BTCを保有していると公表している。
マスク氏は以前からドージコイン(DOGE)などの仮想通貨にも関心を示してきた。
両社の保有分を合わせると、マスク氏が率いる企業群で約3万BTCを管理している計算になる。
企業の財務資産として仮想通貨を導入する動きは、近年着実に広がっている。上場企業全体で保有されるビットコインは100万単位を超えると推計されている。
スペースXのような世界的な影響力を持つ企業が加わったことで、仮想通貨が伝統的な財務資産として定着していく流れはさらに加速しそうだ。