アスター(ASTR)、一時100%急騰|韓国取引所Upbit上場受け
日本発パブリック・ブロックチェーン「アスターネットワーク」の暗号資産(仮想通貨)アスター(ASTR)が18日、最大で100%高騰した。韓国大手取引所Upbitで韓国ウォン(KRW)ペアの取り扱いを開始したことが要因。アスターネットワークの渡辺創太ファウンダーが同日にX(旧ツイッター)で発表したことも、アスター高騰を後押しした。
アルトコインASTRはGMOコイン、ビットトレード、ビットバンク、OKコインジャパンの国内各取引所で取り扱いがあり、日本居住のユーザーも日本円で購入できる。なお、アスターがUpbitに初上場したのは2月。この時、取り扱いを開始したのはASTRとビットコイン(BTC)の通貨ペア。上場開始から24時間で40%以上急騰し、話題となった。9月には韓国大手取引所Bithumbに上場し、約7%急騰した。
韓国のUpbitに上場しました。Upbitは実質世界2位の取引所でKRW/ASTRペアができたのは大きなことだと思います。エンタメや電化製品など韓国の企業やプロジェクトともどんどんコラボしていく予定です! https://t.co/8z20VebO7i
— 渡辺創太 @スターテイル (@Sota_Web3) December 18, 2023
仮想通貨アスター(ASTR)、年初来高値を大幅更新
UpbitにおけるASTR/KRWペアの取り扱い開始は18日16時半で、直後より価格が高騰。16時の時点では0.075ドル台だったが、米大手取引所クラーケンでは年初来高値を大幅に更新する0.15ドルを記録。アスター時価総額は一時75位へ上昇した。
アスター急騰を受け、国内取引所ビットバンクでは、投資家の冷静な投資判断を促すために取引を一時中断する「サーキットブレイク」が同日17時01分37秒から17時35分にかけて発動した。対象となったのはASTR/JPY。本稿執筆時点における取引価格は0.096053ドル(約13.80円)、時価総額第118位。

アスターネットワーク(ASTR)とは?
アスターネットワークは、ブロックチェーンの相互接続(インターオペラビリティ)を目指すブロックチェーンPolkadot(ポルカドット)のパラチェーン。メインネットは22年1月に稼働を開始。なお、ポルカドットは、ネットワークの中核部分に相当するリレーチェーン(ポルカドット)と、それに接続される独立した個々のブロックチェーンに相当するパラチェーンから構成される。同ネットワークの渡辺創太ファウンダーは、日本を代表するWeb3起業家として高い知名度を誇る。
2023年6月にはソニー子会社のソニーネットワークコミュニケーションズが、渡辺氏率いる新会社スターテイルラボ社に対して約5億円を出資。両社は2023年9月、新たに合弁会社Sony Network Communications Labsも設立。Web3インフラの整備から新ブロックチェーン開発まで、幅広い分野での協業を進めている。
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