SBIがFassetへ出資|ステーブルコイン活用の送金基盤開発へ

ステーブルコイン
暗号資産ライター
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SBIホールディングスは18日、暗号資産(仮想通貨)関連サービスを展開するFasset(ファセット)への戦略的出資を完了した。

次世代の国際送金インフラ構築へ

今回の出資に伴う協業の第一弾として、SBIグループの国際送金子会社であるSBIレミットは、Fassetと覚書を締結した。

両社はステーブルコイン技術を基盤とした、次世代の国際送金インフラの共同開発に乗り出す。

Fassetが持つ決済能力とグローバルなネットワークを、SBIレミットの既存事業と統合し、国際送金における処理速度の向上やコストの大幅な削減を目指す。

Fassetは、ステーブルコインを活用したサービスに特化したネオバンクとして知られている。独自の決済ネットワークを通じて、決済や送金などの機能を提供し、特にアジアや中東、アフリカといった経済成長が著しい地域に注力している。

現在、同社のネットワークは世界約125の国と地域を網羅し、200万人以上のユーザーを抱えている。

新興国では、伝統的な銀行システムや送金インフラの整備が遅れており、手数料が高額になるケースも少なくない。

SBIホールディングスは今回の提携を通じて、こうした課題を抱える新興国市場へのアプローチを強化する構えだ。100以上の国と地域をまたぐ、効率的でアクセスしやすい越境送金システムの構築を目指しており、利用者の利便性は大きく向上するだろう。

デジタル金融の拡大と今後の展望

Fassetは5月、総額5,100万ドルに上るシリーズBの資金調達ラウンドを完了している。このラウンドにはSBIグループのほか、中東の資産運用会社なども主要な出資者として名を連ねた。

フィンテック分野における大規模な資金調達として注目を集めており、ステーブルコインに特化したデジタル銀行モデルへの期待の高さがうかがえる。

国境を越えた決済や送金の手段として、ステーブルコインを導入する機関は世界的に増加傾向にある。

日本の主要な金融機関も、法規制の整備やリアルタイム決済への需要拡大を見据え、デジタル資産分野への関与を深めている。

SBIホールディングスにとって、専門的なプラットフォームを持つFassetとの提携は、グローバルなWeb3フィンテック戦略を推進する上で重要な意味を持つ。

同社は今回の出資と業務提携を、Fassetとの長期的な協力関係を築くための第一歩と位置づけている。資金面での支援と事業面での提携を一体的に進めることで、相乗効果を高める狙いがある。

今後はデジタル資産サービスの拡充やステーブルコインの新たな活用事例の創出など、国際的な金融インフラの変革に向けたさらなる事業展開が予想される。

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