ジャック・ドーシー氏のBlock社、S&P500採用決定で株価急騰

ジャック・ドーシー氏が設立した米フィンテック企業Block社は18日、S&P 500指数に採用されることが決定した。
この発表を受けて、同社の株価は時間外取引で10%を超える急騰を記録した。
今回の採用はシェブロンによるヘス社の買収完了に伴うもので、Block社がヘス社に代わって指数に組み込まれることになる。
S&P 500採用の背景と市場の反応
Block社のS&P 500指数への採用は、2025年7月23日の市場開場前に有効となる。
シェブロンが540億ドルでヘス社の買収を7月18日に完了したことを受け、指数に空きが生じるためとなっている。
このニュースは市場に大きな影響を与えた。
S&P 500指数を追跡するパッシブファンドがポートフォリオにBlock株を組み入れるための義務的な買いを行うとの観測が広がり、同社の株価は急騰した。
Block社の時価総額は約450億ドルで、指数の中央値を大きく上回る水準にある。
一方で、同じく採用候補と見られていたRobinhood MarketsやApplovinは選ばれず、両社の株価は約1%下落した。
このことは指数採用が企業の株価に与える直接的な影響の大きさを示している。
Block社の株価は年初来で14%下落していたが、今回の発表で反転の兆しを見せている。
フィンテック企業の成長軌道と今後の展望
Block社は旧社名のSquare時代から決済処理サービスSquareや消費者向け金融サービスCash Appで知られている。
同社は創業者であるジャック・ドーシー氏のリーダーシップのもと、単なる決済処理業者から多角的な金融サービスを提供する企業へと進化した。
近年では新しい暗号資産(仮想通貨)のサービスへと事業を拡大。
ビットコイン(BTC)を8584枚保有する企業の一つとなっている。
この保有量は約2億5000万ドル相当で、上場企業の中では11番目の規模となっている。
指数内では金融セクターに分類され、エネルギーセクターのヘス社と入れ替わることになる。
同社の2025年第2四半期決算発表は8月7日に予定されており、11月19日には投資家向けイベントが開催される計画となっている。
Block社のS&P 500採用は、インデックス連動型の買い需要が短期的な株価の勢いを支える可能性がある。