TORICO、イーサリアム取得10億円突破|堀江氏ら出資で加速

東証グロース上場のTORICOは19日、暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)を追加取得し、累計取得価額が10億円を突破した。
2025年12月の事業開始から13回目となる買い増しにより、ステーキング報酬を含めた合計保有量は2304ETHを超えている。
堀江貴文氏らの出資を背景に、日本一のETH運用会社を目指すトレジャリー戦略が新たな局面を迎えた。
ステーキングによる「稼ぐトレジャリー」を推進
TORICOの公式IR資料によれば、76.1829ETHを約2680万で追加取得した。
これにより、累計取得価額は10億2241万8011円に達し、10億円の大台を突破。
平均取得単価は44万3738円となっている。
2026年に入り、3月13日に約80ETH、17日に約72ETHを取得するなど、買い増しのペースを大幅に加速させている。
当初はビットコイン(BTC)の取得を計画していたが、2025年12月にステーキング収益が見込めるイーサリアムへ戦略を転換した経緯がある。
累計保有量はステーキング報酬を含め2304ETHに到達。
単なる資産保有にとどまらない稼ぐトレジャリーモデルの構築を進め、独自の運用文化の普及にも注力している。
強力な提携と財務戦略の最適化
この独自戦略を支えるのが、Web3領域における強力なパートナーシップだ。
Web3ゲーム開発のMint Townと資本業務提携を締結し、gumi創業者の國光宏尚氏がアドバイザーとして参画。
さらに、実業家の堀江貴文氏らが設立したファンドからも資金を調達した。
調達資金のうち最大8億円超を仮想通貨の購入に充当し、SBI VCトレードやコインチェックといった国内取引所を通じて強固な保管・運用体制を構築している。
財務面では、期末時価評価課税の適用除外サービスを活用し、健全性を維持している点も特徴。
運用収益を原資とした株主優待を実施するなど、イーサリアムの運用成果を直接株主に還元する仕組みも整えている。
今後はレンディングサービス「Morpho」などの活用も検討しており、さらなる収益性の向上を模索する構えだ。
日本発の上場企業による仮想通貨トレジャリー戦略の先駆者として、その動向に市場の注目が集まっている。