イーサリアムのガス価格、4年ぶりの安値水準に|レイヤー2台頭が要因か

イーサリアム(ETH)ブロックチェーンのガス価格の中央値はこのほど、2020年ぶりの最低水準となる値(3gwei以下)を記録した。
同チェーンの2024年におけるガス価格は、3月5日に最高値となる83gweiを記録したのち、低下の傾向を見せている。
この背景には、レイヤー2ネットワークが台頭したことで、トランザクションコストの軽減が促進されていることが主な要因と考えられている。
レイヤー2の台頭
レイヤー2ネットワークは、メインネット(レイヤー1)の処理環境や取引手数料の問題を解決するための技術。
発生した取引を計算したのち、メインネットに結果を戻して保存することで、処理環境を大幅に改善することを目的としている。
同チェーンのレイヤー2の預かり資産は、執筆時点で約42億ドル(6700億円)を超えており、Arbitrum、Base、Optimismがもっとも大きな規模のネットワークとなっている。
同チェーンは3月13日、「Dencun(デンクン)」というアップデートを完了したことで、レイヤー2ネットワークのトランザクション送信コストが削減された。
また、いくつかのレイヤー2はこのほど、独自トークン発売や仮想通貨エアドロップを実施している。
ETHがインフレ傾向に
のETHはこのほど、同チェーンのガス価格が低下したことで、トークンのバーン率も低下している。
そのため、トークンの平均供給量の増加率は、過去7日間で0.56%とわずかにインフレ傾向を見せている。
一方でETHは、米国証券取引委員会(SEC)が現物ETFを承認したことや証券性に対する調査が終了したことで、3000ドルを上回る価格帯を推移している。
米SEC、イーサリアムを証券ではないと認定|ETH価格は上昇
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