メルコイン、メルカリポイントでBTCとETHの自動購入を開始

メルカリ子会社のメルコインは15日、メルカリポイントで暗号資産を自動購入する「ポイント運用」機能の提供を始めた。
無償のメルカリポイントを1ポイント=1円として扱い、ポイントが付与されるたびに、利用者が設定したビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)を買い付ける。機能の利用手数料は無料で、メルカリアプリの利用者から段階的に使えるようになる。
1ポイント=1円で自動買い付け、端数はビットコインへ
同社のプレスリリースによると、ポイント運用を設定しておくと、キャンペーンなどでポイントが付与された時点で、付与された全額が設定済みの銘柄の購入に回る。対象となるのはメルカリの無償ポイントで、1ポイントが1円として暗号資産の購入に充てられる。
設定はメルカリアプリの「おさいふ」からビットコイン等の画面を開き、下へスクロールしてポイント運用を選ぶ。対象にしたい銘柄のトグルをオンにし、内容を確認したうえで認証を済ませると設定が終わる。買い付けのたびに操作する必要はない。
複数の銘柄を対象にした場合は、同じ割合で購入する。端数が出たときはビットコインを買い付ける仕組みで、同社は11ポイントが付与された場合にビットコインを6円分、イーサリアムを5円分購入する例を示した。
ポイント運用そのものの利用手数料は無料となる。ただし暗号資産の売買ではスプレッドを含めた金額が提示価格になるため、1ポイントが常にそのまま1円分の暗号資産になるわけではない。対象の暗号資産は今後順次拡大する予定としている。
口座開設400万、利用者の9割は暗号資産が未経験
メルコインは2023年3月に暗号資産取引サービスを始め、2026年3月末時点で累計の口座開設数は400万口座を超えた。同社の調査では、利用者の約9割が暗号資産取引の未経験層にあたる。
ポイント運用は付与を合図に買い付けるため、買うタイミングも金額も利用者の判断を挟まずに決まる。国内で使える仮想通貨おすすめアプリを別に開き、板や価格を見て注文を出す手順も要らない。
メルカリポイントは1ポイントが1円に対応する。円と同じ単位で価値を持ち運ぶ仕組みとしては、JPYCのように円建てで発行されるステーブルコインもあるが、ポイント運用が扱うのは暗号資産の買い付けにあたる。
買い付けに回せるのは無償ポイントに限られ、購入できるのは現時点でビットコインとイーサリアムの2銘柄となる。同社は、暗号資産やブロックチェーンの領域での取り組みを引き続き進めるとしている。