イーサリアム財団、次期アップグレードの進捗と体制変更を発表

イーサリアム財団は11日、2026年5月のプロトコル開発に関する最新状況を公開した。この中には、次期アップグレードの進捗と開発チームの体制変更発表が含まれている。
次期アップデートに向けた開発進捗
今回の発表は、ノルウェーのスヴァールバル諸島で開催された開発者会議での成果がまとめられている。この会議には100名以上のコア開発者が参加し、次期アップグレードである「Glamsterdam(グラムステルダム)」に向けた議論が行われた。
会議の主な成果として、アップグレード後のガスリミットの下限を2億に設定する目標が掲げられた。イーサリアム(ETH)ネットワークにおける処理能力の向上が期待される。
また、外部の開発者を交えたテストネットワークの安定化や、ガス価格改定に関する提案の最終決定も行われた。
さらに、グラムステルダムの次に予定されている「Hegotá(ヘゴタ)」アップグレードの基礎固めも進められた。2025年12月に実施された前回のアップグレードに続き、ネットワークの拡張性と利便性を高めるための開発が継続されている。
開発チームの新体制と今後の展望
開発の進捗報告と同時に、プロトコル開発チームのリーダーシップ変更も発表された。これまで開発を牽引してきたイーサリアム財団のティム・ベイコ氏らが退社し、アレックス・ストークス氏が長期休暇を取得する。
彼らは前回のアップグレード成功や、ガスリミット引き上げの推進に大きく貢献してきた。
新たなリーダーとして、リサーチコーディネーターのウィル・コーコラン氏らが就任した。新体制は、各チームを横断する専門知識を持つメンバーで構成されている。
グラムステルダムの実装を遅らせることなく、スムーズな引き継ぎが行われるよう配慮された。今後は、グラムスターダムの実装に向けた製品化の強化や、開発者会議での最終決定に焦点が当てられる。
イーサリアムの開発コミュニティは、ネットワークの拡張性や利用者の利便性向上、そしてセキュリティの強化を目指す。新体制のもとで引き続き開発を進めていく方針だ。