コインベースCEO、トランプ氏と会談予定|財務の人事に影響か

暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースのアームストロング・ブライアンCEOはこのほど、米国次期大統領のドナルド・トランプ氏と会談予定であることと明らかにした。
ウォール・ストリート・ジャーナル誌によると、会談では新政権の人事について協議される予定。特に財務長官と証券取引委員会(SEC)委員長の人選が焦点となる見込みだ。
コインベースCEOがトランプ氏と対談予定
現在、財務長官候補として仮想通貨推進派のハワード・ラトニック氏とスコット・ベセント氏が挙がっている。しかし、候補者間の過度な競争により、トランプ氏が人選を再検討している状況だ。
またトランプ氏は「就任初日にゲリー・ゲンスラーSEC委員長を解任する」と公約に掲げているが、後任は発表されていない。
トランプ氏とアームストロング氏の会談は、選挙後に初めて両者が顔を合わせる機会となり、新政権の人事が進められる中で行われる。
イーロン・マスク氏が関わる政府効率化省(DOGE)も支持
アームストロング氏は17日に、イーロン・マスク氏が関わる政府効率化省(DOGE)への支持も表明している。
同氏は「DOGEは、米国の経済的自由を拡大し、政府を健全な規模に縮小するための絶好のチャンス」と述べた。
DOGEは、政府の官僚的なプロセスを簡素化し、効率を向上させることを主な目的としている。過剰な規制を削減することでビジネス環境を改善し、経済成長を促進することを目指す。
トランプ政権の仮想通貨政策が進む
トランプ氏は「米国を仮想通貨の首都にする」と表明し、仮想通貨に対して友好的な姿勢を示している。米国発行の仮想通貨に対するキャピタルゲイン税(譲渡所得税)の廃止の検討や、分散型金融(DeFi)を促進する可能性も示唆されている。
トランプ新政権の仮想通貨政策は、コインベースをはじめとする業界大手との協力関係を軸に展開される見通しだ。
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