コインベースとAWSが提携|AIエージェント活用のUSDC決済

暗号資産(仮想通貨)取引所大手のコインベースは6日、独自の決済プロトコルをAmazon Web Services(AWS)のAI構築サービスに統合した。
対象となるのはAmazon Bedrock(アマゾン・ベッドロック)と呼ばれるサービスだ。この連携により、AIエージェントが人間の介入なしに自律的にサービスを検索し、支払いを承認して取引を実行できるようになる。
決済には米ドルに連動するステーブルコインUSDCが使用される。
AIエージェントが自律的に決済実行
導入された決済プロトコルは、機械がAPI呼び出しやサービスの料金をリアルタイムで支払うことを可能にする仕組みだ。
AIエージェントが有料リソースにアクセスすると、支払い指示を受け取る。その後、条件を評価した上でUSDCによる支払いを自動で完了させる。
AWSはこの統合について、開発者が仮想通貨のマイクロペイメントをAIエージェントに直接組み込める初のソリューションだと説明している。
現在はプレビュー版として提供されている。企業は既存のAWS環境のまま、新たなインフラを構築することなく利用できる。
企業向けの安全性とマルチチェーン対応
今回の統合には、企業向けの高度なセキュリティ機能が組み込まれている。支出制限やポリシーに基づく制御のほか、コインベースのプラットフォームを通じたコンプライアンスチェック機能が備わっている。
制裁対象や不正な金融リスクを管理し、規制上の懸念に対処しながら自律的な取引を可能にする。開発者にとっても利便性が大きく向上する。
決済機能が直接統合されているため、独自の請求システムを構築したり、秘密鍵を管理したりする手間が省ける。管理されたウォレット機能により、開発者が機密性の高い鍵情報に直接触れる必要がない安全な設計となっている。
決済ネットワークは、Baseとソラナ(SOL)の両方に対応している。
取引は約200ミリ秒という高速で処理され、企業の多様なニーズに応える柔軟性を提供する。
すでにこのプロトコルを通じて、1億6900万回以上の機械主導の決済が行われており、今後のさらなる普及が期待される。