イールドファーミングとは?仮想通貨の利回り収入を得るやり方
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仮想通貨をただ持っているだけで、お金を増やしたいと思ったことはないでしょうか?現在の仮想通貨市場では、「イールドファーミング」という稼ぎ方が注目を集めています。
イールドファーミングを活用すると、あなたの持ってる仮想通貨を預けることで利回りを得ることができるようになります。しかも、利回りも高く魅力的です。
本記事では、イールドファーミングの基本から実際の投資先まで分かりやすく解説します。仮想通貨の値動きに左右されない新しい稼ぎ方を抑えていきましょう。
イールドファーミングとは?
「イールドファーミング」とは、暗号資産(仮想通貨)をDeFi(分散型金融)に預け、利息や報酬を得ることができる資産運用方法です。直訳すると「利回り農場」と表すことができ、仮想通貨(種)を植え利回り(果実)を収穫するイメージに近いです。
仮想通貨の値動きに左右されることなく、コンスタントな収入が得られる新しい稼ぎ方となります。この方法を採用したDeFiプロジェクトが誕生し、いわゆる仮想通貨の億り人も輩出しました。
またイールドファーミングの中で、「流動性マイニング」という稼ぎ方も存在します。
「流動性マイニング」は、仮想通貨を預けて利息収入を得られるだけでなく、DeFiが発行するWeb3.0仮想通貨を獲得することもできます。イールドファーミングと一括りにされることもありますが、流動性マイニングは従来より高い収益が得られるようになりことを頭に入れておきましょう。
過去にビットコイン成功者も生んだ強気相場で利益を得る方法とは異なり、ブロックチェーン上で発生する仮想通貨のやり取りを助けることで報酬を獲得する稼ぎ方を「イールドファーミング」といいます。
イールドファーミングの仕組み
イールドファーミングで仮想通貨の利回りが生まれる仕組みは、以下の3ステップとなります。実際の利用に備え、まずイメージ感から掴んでいきましょう。
①仮想通貨を預け入れる
まず、DeFiへ仮想通貨を預入(貸付や流動性提供)します。農業でたとえると、今後利回り(果実)となる仮想通貨(種)を植えていくイメージです。そのため、あらかじめMetaMask等の仮想通貨ウォレットにコインを入金しておくと、スムーズにイールドファーミング運用を進めることができます。
売買や送金にかかる各種手数料の安い仮想通貨取引所を使いながら、運用を進めていきましょう。
②仮想通貨がDeFiプラットフォーム上で運用に回される
預入されたビットコイン(BTC)などは、DeFiユーザーが仮想通貨の借入を行うときや(レンディング)、仮想通貨同士を交換するときなど(スワップ)に利用されます。農業でたとえると、あなたが種を植えた土地を他の人が水やりや手入れしてくれるイメージです。
③プラットフォーム手数料の一部が還元される
最後、DeFiプラットフォーム上で取引手数料(金利や交換料)が発生します。その手数料の一部が、仮想通貨を預入したあなたに入って来ることで、利回り収入を得ることができます。この「ユーザー同士で金融システムを循環させる」という点が、DeFiの革命的な部分です。
以上3ステップが、イールドファーミングで仮想通貨の利回りが生まれるやり方・仕組みとなります。
イールドファーミングにおすすめのDeFiサービス
それでは具体的に、イールドファーミングができるDeFiサービスを3つ紹介していきます。大手サービスを中心に紹介していきますので、これからイールドファーミングを使って稼いでみたい方は入門編としてご活用ください。
1:Uniswap(UNI)
Uniswap(UNI)は、イーサリアムチェーンから展開スタートしたDEX(分散型取引所)です。仮想通貨を預け入れるユーザーと、仮想通貨をスワップ(交換)するユーザーを自動でマッチングするAMM(自動マーケットメイカー)を採用した取引所。
仮想通貨上場間際の銘柄もいち早くゲットできるため、仮想通貨トレーダーにとっても重宝したいサービスとなっています。現在、イーサリアム(ETH)以外のチェーンに展開していることや、V3(集中流動性)という新たな仕組みも発表。
イールドファーミング活用するなら、間違いなくチェックしておきたいおすすめ仮想通貨プロジェクトです。
2:Curve Finance(CRV)
Curve Finance(CRV)は、ステーブルコインの取り扱いに強いDEX(分散型取引所)です。ステーブルコインは、価格や日々変動するアルトコインとは違い、米ドルや金などの価値と連動しており価値が安定しているコインです。
Curve Financeを使えば、Uniswap等のDEXよりも最適なレートでステーブルコイン同士の交換ができます。仮想通貨の流動性提供することで利回り収入を得ることができる上に、CRVトークンも報酬として得ることができます。
安定した仮想通貨運用をお考えの方は、ここは必ず抑えておきましょう。
PancakeSwap(CAKE)
PancakeSwap(CAKE)は、バイナンススマートチェーン(BSC)で展開スタートしたDEXです。取引手数料が最低0.05%から設定することができ、手数料の一部とCAKEトークンが流動性提供者に支払われます。
また直近で、「ポジションマネージャー」という新機能追加。操作難易度が高く管理コストのかかるV3運用を簡略化してくれる機能として話題です。CAKEトークンを活用するNFTゲームも増えています。今後、メタバース系仮想通貨の投資家などからも注目され、活躍が期待できるDeFiとなるでしょう。
ちなみに、バイナンススマートチェーンは世界最大の海外仮想通貨取引所バイナンス(Binance)が開発を手掛けています。CAKEトークンは2020年当時、バイナンスへの新規上場に伴い大きく値上がりしたことで有名です。
イールドファーミング運用におすすめの仮想通貨取引所3選
続いて、イールドファーミング運用をしていく上で、おすすめの仮想通貨取引所をご紹介します。イールドファーミングを利用する際は、仮想通貨を購入したのち、ウォレットへの送金が必須。取引手数料の安さはもちろん、送金手数料が安い取引所サービスを選ぶ必要があります。サービスは、以下3つがおすすめです。
- Best Wallet
- Bybit
- MEXC
これからイールドファーミングで稼いでみたい方は、仮想通貨の買い方も参考に口座開設をして購入を進めましょう。
イールドファーミング運用におすすめの仮想通貨取引所①:Best Wallet
Best Walletは、仮想通貨市場で注目を集める多機能型の仮想通貨ウォレットです。
200以上の分散型取引所(DEX)および20以上のクロスチェーンブリッジに対応しており、ユーザーがより最適な価格で仮想通貨を取引できる環境を提供しています。
手数料の安さと使いやすさが特徴で、仮想通貨の管理から交換、ステーキング、さらに新しいプロジェクトの発掘まで、幅広い機能を備えた次世代ウォレットとして、多くのユーザーから高い支持を集めているのが特徴です。
イールドファーミング運用におすすめの仮想通貨取引所②:Bybit
Bybitは、世界中で利用される仮想通貨取引所の一つで、特にデリバティブ取引に強みを持つプラットフォームです。
2018年に設立され、現在は100を超える国と地域のトレーダーに利用されています。Bybitでは、現物取引に加え、最大100倍のレバレッジを利用した先物取引が可能で、ビットコインやイーサリアムなど主要通貨の取引をサポートしています。
Bybitは、イールドファーミング分野においても高い評価を得ているため、まだ口座開設していない方は、サクッと開設しておきましょう。
イールドファーミング運用におすすめの仮想通貨取引所③:MEXC
MEXCもOKX同様、エイダコイン(ADA)などのアルトコイン投資するならおすすめの取引所です。多彩な取引ペアを提供しており、特に新しいミームコインの上場が速いことで有名。現物取引、レバレッジ取引、先物取引など幅広いトレード手法が楽しむことができます。
今後、イールドファーミングのDeFi銘柄に投資してみたい方は、MEXCを無料開設しておきましょう。
イールドファーミングを利用するときの注意点
ただしイールドファーミングは、利用するときの注意点もあります。今後の利用をお考えの方は、この章で取り上げる3つの注意点を頭に入れながら利用を進めていきましょう。
ハッキングや詐欺のリスク
まずDeFiの領域には、ユーザー同士で金融システムを循環させる革命的な技術であるが故に、ハッキングや詐欺のリスクがあることに注意が必要です。
DeFiプラットフォームは、ブロックチェーンの上にプログラムされた金融システムです。そのため、コードに欠陥等があれば、ハッキングされお金が盗まれる危険性があります。もちろんプロジェクト側は、最善のセキュリティ対策を講じていますが、それが万全でないことは頭に入れておきましょう。
また、DeFiの匿名性や収益性を利用し、詐欺師がユーザーをだましてお金を盗むことあります。たとえば、Rug Pull(ラグプル)と呼ばれる詐欺手法では、高金利な収益が出せるなどと謳い仮想通貨ICO(イニシャル・コイン・オファリング)で資金を集め、一定程度のお金が集まったらプロジェクト側が持ち逃げすることがあります。
ビットコインの価格予測によると、今後、市場全体が強気相場に突入する一方で、仮想通貨初心者を狙った詐欺事件も増えていくでしょう。投資する前に、プロジェクトの公式サイト、ホワイトペーパー、開発チーム、監査チームなど調べるなどして、将来性のあるプロジェクトに投資をしましょう。
インパーマネントロスの発生
また「インパーマネントロス」の発生も、DeFi投資していく上では理解が必須となります。インパーマネントロスとは簡単にいうと、流動性提供しなかったときに得られた値上がり益が、流動性提供したことで得られなくなってしまう機会損失を指します。
たとえば、あなたがイーサリアム(ETH)とテザー(USDT)のペアで流動性提供し、そのときの価格は、1ETH=2000USDTだったとします(※仮の場面を想定)。その後、ETHの価格が上昇し1ETH=4000USDTとなりました。
ここで流動性提供したETHとUSDTを引き出した場合、プールからは価格変動でリバランスされた量のETHとUSDTが返ってきます。しかし、価格変動したことで引き出されるETH量は当初より少なくなっています。
もしあなたが流動性提供していなければ、仮想通貨の強気相場の恩恵をすべて得ることができたはずです。この流動性提供したことで生じる「逃した利益」をインパーマネントロスといいます。
もちろん、イールドファーミングに参加することで、仮想通貨の利回り収入を得ることができます。しかし、この収入がインパーマネントロスをすべてカバーできるとは限りません。そのためDeFi投資をする際は、仮想通貨が爆上げした際のインパーマネントロスの理解もしながら進めましょう。
税金面への理解の必要性
最後に、イールドファーミングではその利便性や収益性の高さが注目されがちですが、税金面への理解も大切になってきます。プレセール仮想通貨における税制は複雑であり、常に変化も激しいです。また、申告しないことで、追加課税や財産差し押さえなどのリスクもあります。
そのため税務申告する際には、プロの税理士へ相談することもおすすめします。こちらでは、基本的な部分のみ解説します。
イールドファーミングから得られる利益は、購入したイーサリアム(ETH)など主要なアルトコインやドージコイン(DOGE)などミームコインが値上がりして売却した場合と同じく、「雑所得」に分類され課税の対象となります。イールドファーミングに限らず、購入した仮想通貨の売却益、マイニングや仮想通貨ステーキングから得られる報酬なども含まれます。
中でもイールドファーミング場合は、主に2種類の仮想通貨の流動性を提供するため、引き出し時にコインの数量が増減する場合があります。そのため、預入時よりも引き出し時の方が仮想通貨の量が増えていれば雑所得の対象となります。
ただしDeFi取引の場合、Bybit(バイビット)などの一般の仮想通貨取引所と違い取引データが存在せず、自分で記録しておく必要があり利益の算出が複雑になる場合があります。税務処理をする際は、取引データを閲覧できるサイトなどを利用しながら進めましょう。
参考:ビットコインで1億円稼いだらいくら税金を払わないといけない?
まとめ
本記事では、ビットコイン半減期が到来した仮想通貨市場で注目される「イールドファーミング」の基本から利回りが生まれるまでの仕組みや注意点などを解説してきました。
メタバース投資やNFTゲームなど、新しい投資分野も整備されつつあります。そんな中でも、市況に左右されない受動的な利回り収入を得られるイールドファーミングは、投資家にとって魅力的な稼ぎ方といえるでしょう。本記事で解説してきたことを参考に、イールドファーミングを体験してみましょう。
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