ロシア大手銀ズベルバンク、BTCやETHをローン担保に採用

ロシア最大の銀行であるズベルバンクは28日、暗号資産(仮想通貨)をローンの担保として受け入れる計画を明らかにした。
ビットコインやテザーを担保に
ズベルバンクは、ローン担保として最初にビットコイン(BTC)を受け入れる予定だ。
その後、イーサリアム(ETH)やステーブルコインのテザー(USDT)にも対象を拡大していく。
ズベルバンクのアナトリー・ポポフ副会長は、顧客が他の資産と同様に仮想通貨を担保として利用できるようになると説明した。
同社はすでにこれらの金融商品に関する実務経験を積んでいる。ロシアのデジタル資産に関する法律の変更に向けて、事前に準備を進めてきたという。
この計画は、ロシアにおける仮想通貨の流通を正式に規制する広範な動きの一環だ。新法の下では、適格および非適格の投資家が規制された仲介業者を通じて取引を行えるようになる。
仮想通貨の取引と保管のためのインフラが構築される見込みだ。
既存の金融機関や新たな市場参加者が、仮想通貨の売買や権利の記録を担うことになる。
このインフラは、ズベルバンクのような銀行が法的に準拠した方法で担保を管理するために不可欠だ。ビットコインなどの保管や評価、リスク管理を適切に行う基盤となる。
9月施行の新法と中央銀行の承認が鍵
ロシアでは9月1日に、仮想通貨の流通を管理する新しい法律が施行される予定だ。ズベルバンクの仮想通貨担保ローン計画は、この新法とロシア中央銀行の規則に直接影響を受けている。
ポポフ副会長は、中央銀行が一般流通を許可した後にETHやUSDTを受け入れると強調した。
規制が完全に施行されて初めて、既存の金融商品を適応させ、担保として使用できる仮想通貨のリストを徐々に拡大していく方針だ。
新法は投資家保護の措置も導入しており、非適格投資家には年間購入額の制限などが設けられる。
また、ロシア国内での仮想通貨決済は引き続き禁止される。一方で、輸出入業者は国境を越えた決済に仮想通貨を制限なく利用できるようになる。
国境を越えた利用が認められることで、企業顧客からの需要増加が予想される。ズベルバンクは、融資や担保化、国境を越えた決済を組み合わせた総合的な銀行サービスの提供を目指している。
ブロックチェーンを活用した金融商品を、中央銀行の監督下で主流の金融システムに統合する戦略だ。