VisaとOpenAI提携、AI決済導入へ|認証情報のトークン化も

ブロックチェーン
暗号資産アナリスト
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決済大手Visaは10日、AI開発のOpenAIと戦略的提携を結んだ。

AIが代行する次世代の決済体験

Visaの決済ネットワークを、ChatGPTをはじめとするOpenAIのプラットフォームに直接組み込む。AIエージェントがユーザーに代わって商品の推奨から決済の完了までを行う仕組みだ。

両社はこれを「エージェント主導型コマース」と呼んでいる。

開発者や加盟店は、手動のチェックアウトだけでなく、AIエージェントが開始するVisa決済を受け入れることが可能になる。

ユーザーは公共料金の支払いや日用品の再注文などをAIに委任できる。

AIはバックグラウンドでVisaのシステムを利用して購入を完了する。

AIエージェントがエンドツーエンドでタスクを実行する時代への移行が背景にある。単なるカード番号ではなく、身元や権限、行動シグナルを組み込んだ決済情報が求められている。

トークン化による強固なセキュリティ

取引には実際のカード番号ではなく、トークン化されたVisaの認証情報を使用する。リアルタイムの承認と継続的な不正監視を組み合わせる。

消費者は自律型システムに無制限の支出権限を与えることを警戒している。そのため、Visaのモデルでは特定のAIエージェントや用途に紐づいた制限付きの認証情報を用いる。

決済はユーザーが明確に定義した条件の範囲内でのみ実行される。支出上限や許可された店舗の指定、特定の購入に対する追加承認の設定などが可能だ。

この仕組みは、不正利用や誤用の懸念を軽減する役割を果たす。

AI決済のインフラ構築へ

今回の提携は、消費者向けの完成した製品ではなく、インフラとしての位置づけだ。詳細な導入時期や手数料などは現時点で公開されていない。

AIエージェントがVisaのネットワーク上で安全に取引するための基盤となる。

具体的なユーザー体験は、今後OpenAIや参加する開発者によって定義され、展開される予定だ。他の決済ネットワークや金融企業もAI対応のインフラ構築を進めている。

VisaはOpenAIと深く統合することで、AIエージェント向けの標準的な決済基盤としての地位を確立する構えだ。

Visaはサンフランシスコで開催されたイベントで、AIや暗号資産(仮想通貨)、トークン技術に関する新たな取り組みを多数発表した。

この中には、法定通貨に連動するステーブルコインを活用した国境を越えた送金システムの構想も含まれている。

同社はこれらの技術を次世代の商取引の中核と見なしている。OpenAIとの提携はその代表的な実装となる。

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