野村HDの暗号資産関連子会社、レーザーデジタルが日本にオフィスを開設
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野村HDのデジタルアセット関連子会社であるレーザーデジタルは、極東地域でのプレゼンスを拡大するため、新たに東京に拠点を開設しました。
前野村HDのエグゼクティブディレクターである工藤秀昭氏が、日本の新オフィスの責任者に着任。工藤氏は以前、野村HDグループのセキュリティトークンの開発を含む野村HDの複数のプロジェクトに従事していました。また、同氏は野村HDアセットマネジメントのシニアポートフォリオマネージャーの経験もあると、月曜日の発表で同社は述べています。
「工藤氏のデジタルカンパニーでの経験は、レーザーデジタルの開発と成長にとって非常に貴重であり、彼を私たちのチームに迎え入れることを嬉しく思っています」と、野村HDの共同創業者であるスティーブン・アシュリー氏は述べています。
“トレーディング・ビジネスのサポートを最適化するために、24時間365日の運用管理が必要でした、 そのため、極東地域をカバーする日本が最良の選択であったことは言うまでもありません”
レーザーデジタルのアジア市場への進出は、同社がドバイでの事業運営ライセンスを取得したと発表した1週間後のことです。9月26日、アブダビの国際金融フリーゾーンであるアブダビ・グローバル・マーケット(ADGM)は、仮想資産と伝統的アセットの両方に関するブローカー・ディーラー・サービスおよびアセット/ファンド・マネジメント・サービスを提供するための運営ライセンスを付与しました。
野村HDは現時点においては、新しい東京オフィスに関する詳細情報を提供していません。
先月、野村HDのレーザーデジタルは、機関投資家にBitcoin(BTC)へのエクスポージャーを提供する新しいファンドを紹介しました。Bitcoin Adoption Fundと名付けられたこのファンドは、ロングオンリーエクスポージャーを提供。レーザーデジタルが提供するこのようなデジタルアセット投資商品の第1号となります。
さらに同社は当時、ファンドは顧客資産の保管に野村HD、Ledger、CoinSharesのジョイントベンチャーであるKomainuを利用すると述べました。
6月にFinancial Newsとのインタビューで、レーザーデジタルのCEOであるJez Mohideen氏は、アジア、特に日本と香港の仮想通貨規制の明確さが、業界が米国の失敗から教訓を得た時期に、リテール参加を促進するでしょうと述べました。