オンチェーン分析のNansen|ステーキング事業に本格参入

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暗号資産ジャーナリスト
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監修:
暗号資産ジャーナリスト
Naoki Saito
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オンチェーン分析プラットフォームのNansenは10日、シンガポール政府系プラットフォームSGInnovateが支援するステーキングサービスプロバイダーStakeWithUsを買収した

買収金額は公表されていないが、同社の広報担当者はCryptoNewsに対し、「7桁の金額での取引だ」と述べている。

オンチェーン分析とステーキングの統合

オンチェーン分析は、ブロックチェーン上で直接行われる取引や活動データを詳細に調査し、市場動向やユーザー行動などの洞察を引き出す過程だ。Nansenは、この複雑なデータを解析し、ユーザーにわかりやすい形で提供している。

今回の買収により、Nansenはオンチェーン分析とステーキングサービスを統合し、サービスの範囲を拡大する。

StakeWithUsのステーキングサービスは、Nansenのプラットフォームを通じてアクセス可能となり、ユーザーは直接オンチェーンで資産をステーキングできるようになる。

20種類以上の資産に対応するステーキング

Nansenは、ローンチ時点で20種類以上の異なる資産に対応するステーキングサービスを提供する予定だ。このサービスでは、ユーザーが自身の秘密鍵を管理し、資産の所有権を保持したまま利用できる。対応する仮想通貨には、ソラナ(SOL)、コスモス(ATOM)、Sui(SUI)などの人気のあるトークンが含まれる。

Nansenのアレックス・スヴァネヴィクCEOは次のように述べている。

「この買収により、ユーザーにスムーズなステーキング体験を提供し、オンチェーン投資家に対する比類のない価値とサービスを提供するという当社のコミットメントをさらに強化できます。Nansen内でステーキングを可能にすることで、サービス提供を拡大するだけでなく、統合するブロックチェーンエコシステムへのサポートも強化します。」

NSN Points Programの導入

Nansenは買収に加えて、ステーカーと購読者のコミュニティに報酬を与えるロイヤルティプログラム「NSN Points Program」の導入も発表した。

2025年に開始予定のこのプログラムは、Nansenとの関わりに基づいて適格ユーザーにポイントを付与する。

ポイントは、ステーキング、購読、コミュニティ活動への参加などを通じて獲得でき、プレミアム機能や独占的なインサイトなどの報酬と交換できる。

この買収とロイヤルティプログラムの導入により、Nansenは暗号資産(仮想通貨)市場におけるサービスの幅を広げ、ユーザーエンゲージメントを強化する戦略を明確に示した。

オンチェーン分析とステーキングサービスの統合は、投資家にとってより包括的なプラットフォームを提供し、仮想通貨エコシステムの発展に寄与することが期待される。

Nansenのような企業が提供するサービスは、仮想通貨投資家や企業にとって、市場動向を把握し、より 正確な意思決定を行うための重要なツールとなっていくだろう。

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