イーサリアム現物ETFに3億3000万ドル流入|ビットコイン超え
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私たちは、読者の皆様に対し、完全な透明性を提供することを重要視しています。当サイトの一部のコンテンツにはアフィリエイトリンクが含まれており、これらのリンクを通じて発生した取引に基づき、当社が手数料を受け取る場合がございます。イーサリアム(ETH)現物上場投資信託(ETF)は29日、1日あたり3億3290万ドルの資金流入を記録した。イーサリアム現物ETFの立ち上げ以来、初めてビットコイン(BTC)現物ETFを上回る結果となった。
ビットコイン現物ETFの1日あたりの資金流入は、3億2000万ドルだった。
イーサリアム現物ETFに、3億3000万ドルの資金流入
米国のイーサリアム現物ETFは、感謝祭による取引量減少の中でも、週間で4億6650万ドルの資金流入を記録。7月の取引開始以来、2番目となる資金流入額を達成した。
開始当初は低調な出足となったイーサリアム現物ETFだが、米大統領選以降、11億ドル超の資金純流入を記録。グレイスケールが運用する転換型ファンドETHEからの大規模な資金流出を相殺し、純流入額は5億8380万ドルに達している。運用資産残高は、110億ドルにまで拡大している。
BRNのアナリスト、バレンティン・フルニエ氏は「イーサリアムが初めて、資金流入額でビットコインを上回った」と投稿。「イーサリアムのパフォーマンスは投資家の心理を反映しており、月間47.15%上昇。ETF発表時の最高値である4095ドルに迫っている」との見方を示した。
さらにフルニエ氏は、「世界の暗号資産(仮想通貨)の時価総額は米国大統領選以降、72%増の3兆4300億ドルに達し、ビットコインやイーサリアムの上昇率を上回っている」と述べ、「アルトコイン相場の活況期に入った初期段階を示している」との見解を示した。
仮想通貨ファンドへの投資が急増
コインシェアーズの発表によると、ブラックロック、ビットワイズ、フィデリティ、グレイスケール、プロシェアーズ、21シェアーズといった大手資産運用会社が提供する仮想通貨ファンドは、11月最終週に6億3400万ドルの資金純流入を記録し、年間の最高記録を更新。
同社の調査責任者ジェームズ・バターフィル氏は、仮想通貨資産に対する投資家心理が大きく好転したと説明。2024年の年初からの資金純流入額が22億ドルに到達し、わずか1ヶ月余りで2021年の過去最高記録である20億ドルを上回ったと主張している。