トランプJr支援1789キャピタル、ポリマーケットに追加出資

ドナルド・トランプ・ジュニア氏が共同パートナーとして関与する1789キャピタルは8月31日、予測市場プラットフォームのポリマーケットに約3億ドルを追加出資する計画を明らかにした。
評価額は3兆円規模へ拡大
ポリマーケットは、政治や経済などの現実世界の出来事を予測して取引するブロックチェーン基盤のプラットフォームだ。
今回の新たな資金調達は、総額約10億ドル規模になる予定だという。1789キャピタルがこの調達ラウンドを主導している。
同社は以前の段階ですでに約2億ドルを資金提供していた。今回の追加分を合わせると、同プラットフォームへの支援総額は約5億ドルに上る。
この大規模な資金調達を経て、ポリマーケットの評価額は約210億ドルに達すると見込まれている。
2026年初頭の評価額は約150億ドルだった。わずか数カ月で企業価値が約40%も急拡大していることがわかる。
既存の最大支援者であるインターコンチネンタル取引所(ICE)は、すでに約16億ドル相当の株式を保有している。
こうした大手金融機関の強力な後ろ盾が、高い評価額を裏付ける要因となっているようだ。
ポリマーケットの顧問にも就任
トランプ・ジュニア氏はファンドを通じた資金提供にとどまらず、予測市場ポリマーケットの顧問にも就任している。
さらに、評価額約220億ドルとされる最大の競合プラットフォーム、カルシの顧問も兼任している。
政治的な影響力を持つ同氏が複数の主要プラットフォームに深く関与することで、予測市場のエコシステム全体における存在感を戦略的に高めている。
現在、暗号資産(仮想通貨)を活用した予測市場は、機関からの関心を急速に集めている。情報集約やイベントリスクを回避する手段として、その有用性が高く評価されているためだ。
一方で、米国などの規制当局は、これらの市場をギャンブルやデリバティブに類似したものとして厳しく監視している。
今後の市場拡大には、複雑な規制動向への慎重な対応が不可欠となる。
それでも、今回の巨額の資金流入は、仮想通貨関連インフラの普及に向けた前向きな動きとして市場全体に好意的に受け止められている。