銀が金に次ぐ世界2位の資産に、ビットコインや新しい仮想通貨への影響は?
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貴金属市場で銀(シルバー)は15日、時価総額が米半導体大手のNVIDIAを上回り、金(ゴールド)に次ぐ世界第2位の資産となった。
新しい仮想通貨時代に再評価される銀の価値
8marketcapのデータによると、銀の時価総額は15日時点で約5兆370億ドルに達し、約4兆6000億ドルのエヌビディアを上回った。
銀が同社を超えるのは2026年に入って2度目で、世界の資産序列に大きな変化が生じている。
なお、金は約32兆710億ドルで首位を維持している。今回の上昇により、銀の市場規模はビットコイン(BTC)の約1兆8000億ドルを大きく上回り、2.6倍超の水準に達した。
新しい仮想通貨が市場に次々と登場する中でも、実物資産の存在感が際立つ結果となっている。
銀価格は1オンス当たり89ドルから93ドル付近で推移し、前年から約170%から200%の上昇を記録している。数世紀の歴史を持つ実物資産が、AI需要を背景に成長する企業価値を上回る結果となった。
背景には、米連邦準備制度理事会が2025年に実施した3回の利下げによる金融緩和、ドル安の進行、地政学的緊張の高まりによる安全資産需要の拡大がある。
さらに、米商務省による重要鉱物の輸入調査が供給網への懸念を強め、市場心理に影響を与えた。
銀200%上昇、実物資産へ向かう投資マネー
銀市場はロンドンの金市場と比べて流動性が低く、需給の変化が価格に反映されやすい特徴を持つ。上海先物取引所の在庫が記録的な低水準にあることも、供給不足による価格上昇圧力を強めている。
足元では一部投資家による利益確定売りで短期的な調整が見られるものの、年間ベースのパフォーマンスは際立つ。過去12カ月で銀は約200%上昇し、S&P500やナスダック総合指数を大きく上回った。
一方、ビットコインは約4%下落しており、投資マネーは実用性と希少性を兼ね備えた実物資産へと向かっている。
現在の資産ランキングでは、首位の金、2位の銀に続き、NVIDIAが3位に位置し、その後にAppleやMicrosoftが並ぶ。
投資家は従来の金融指標に加え、実体価値を持つ資産への評価を一段と高めている。
ビットコインL2が切り開く実用化の次段階、新しい仮想通貨に注目
実物資産への資金回帰が進む一方で、デジタル資産市場では既存の制約を技術的に克服し、新たな実用性を創出する動きが加速している。
その中で注目を集めているのが、ビットコインのレイヤー2ソリューションであるBitcoin Hyper(HYPER)だ。
Bitcoin Hyperは、ビットコインの高いセキュリティ基盤と、ソラナ仮想マシン(SVM)による高速処理性能を組み合わせた新しい仮想通貨プロジェクトだ。
これにより、従来は困難だったスマートコントラクトの実装や、DeFi、NFTといった高度なアプリケーション構築が可能となった。
この技術的進展により、ビットコインは価値保存に特化した存在から、実用性を備えた金融インフラへと役割を拡張しつつある。
市場の関心は資金面にも表れており、現在進行中のプレセールでは累計3000万ドルの資金調達を達成している。
この動きは、ビットコインエコシステムの拡張性に対する評価の高まりを示すものであり、アジアのフィンテック企業や金融機関が決済処理や資産管理の効率化を目的に導入を検討している点も注目されている。