トランプ氏、選挙集会で襲撃に遭う｜ビットコイン価格は急騰

ドナルド・トランプ米大統領候補は13日、ペンシルベニア州バトラーで行われた選挙集会で襲撃を受け、頭の側面から血を流しながらステージから退場させられた。

同氏の命に別状はなく、無事が確認されている。

この暗殺未遂事件を受け、暗号資産（仮想通貨）のビットコイン（BTC）の価格は急騰を見せ、執筆時点で6万ドル前後を推移している。

これは、仮想通貨の支持を表明している同氏の選挙運動に有利に働くという期待が高まったためであると考えられている。

トランプ関連のミームコインも急騰

この事件を受け、同氏をモチーフに作成されたミームコインも、以下のような急騰を見せている。

• TREMP：過去 24 時間で+70%以上
• TRUMP：過去24時間で+30%以上
• MAGA：過去24時間で+30%以上

これらのミームコインの多くは、ソラナ（SOL）ブロックチェーンのトークンローンチプラットホームであるPump.funを中心に作成および売買されている。

同プラットホームはこのほど、急速なミームブームの発生により取引量を伸ばし、累計収益は5000万ドル（約80億円）を超えている。

ソラナミーム発射台Pump.fun、イーサリアムの日間収益上回る

仮想通貨の支持を推し進めるトランプ氏

同氏はこのほど、仮想通貨を支持する動きを進めており、当選後に仮想通貨への規制がスムーズに進むことが期待されている。

選挙資金の寄付に仮想通貨を受け入れたり、同氏との夕食券が付属したNFTコレクションを発売したりする動きを見せている。また、米政府の債務問題を解決にビットコインを活用できないかの検討を進めているという。

トランプ氏、ビットコインで米政府の債務問題の解決を検討か

仮想通貨技術を使った予測市場プラットホームであるPolyMarketでは、同氏が選挙に勝利する可能性は70%以上であると予想している（バイデン氏の勝率は19％）。