ビットコイン(Bitcoin/BTC)に価値はある?歴史や特性を解説

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Yamada
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三重県出身。金融ライターとしての活動を2014年に開始。暗号資産(仮想通貨)やFXを取り扱う国内外の金融・フィンテックメディアに従事する。自身でも仮想通貨投資を行っており、トレーダーとしての独自視点を交えたコンテンツ制作が得意。20年12月、CryptoNews...

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ビットコインの有用性ついての議論は、何がビットコインに価値を与えるのかという点に行き着きます。ビットコインに懐疑的な人たちは何の価値もないと切り捨て…

ビットコインの有用性ついての議論は、何がビットコインに価値を与えるのかという点に行き着きます。ビットコインに懐疑的な人たちは何の価値もないと切り捨て、ビットコイン信者は無限に近い可能性を秘めたデジタルゴールドだと持ち上げます。誰が正しく、何に価値があるのでしょうか? いくつか、考慮すべき点があります。

お金の簡単な歴史

お金の歴史を振り返ると、人々が価値があると同意しているモノだけが、価値を持ってきました。本質的には、お金を機能させるのは「信仰」なのです。 人々は最初、物々交換をしていました。やがて貝殻や岩、宝石やレアメタルなどのお金の先祖とモノを交換するようになります。現在では政府が導入した貨幣になり、最も広く受け入れられている通貨の形態となっています。貨幣が進化するにつれ、以下のよう特徴を高めていきました。「耐久性」「希少性」および「偽造不可能性」。加えて、携帯しやすく、安定していて、分割可能な通貨の方が便利だということに人々は気づいていきました。

お金の簡単な歴史
お金の進化 ソース [URL=”blog.unocoin.com” target=”_blank”]Onocoin[/URL].

ビットコインの価値の在り処

まず第一に、ビットコインは紙やデジタルキャッシュと同じ理由で価値を持っています。それは、人々に広く受け入れられていることです。価値を移転し、物を売買するために使用できます。米ドルの場合、ビットコインの価値と法的な扱いが政府によって保障されていますが、ビットコインの価値は、そのコード、インフラ、希少性、普及性に由来しています。

Why Bitcoin Has Value

ビットコインは無形ですが、そのコードは、希少性、分割可能性、可搬性、可燃性、認識可能性など、伝統的なお金が持っていた特徴を再現しています。その上、ビットコインは分散化されており、中間業者なしで使用でき、高い透明性を持ち、インターネットに接続していれば誰でもアクセスして使用することができ、偽造や没収が不可能で、プログラマブルであるなど、多くの魅力的な特徴を持っています。金や他の商品のように価値を蓄えておくことができますが、それらの物理的な通貨と異なり、通信手段を介して世界の端から端まで数分で送金できてしまうことが、最大の利点です。

ビットコインの価値ある特性

希少性: インフレに歯止めがない法定通貨とビットコインは違います。ビットコインはデジタル技術によって希少性を担保しています。その総量は、厳格に2,100万BTCと定められてます。長期間のインフレにより価値が大きく目減りする可能性のある法定通貨とは異なり、ビットコインのインフレは一時的なもので収まるよう設計されています。また、永久に失われたビットコイン(誤ったアドレス、存在しないアドレスに送られたもの、または鍵を紛失したウォレットに入っているものなど)をカウントすると、流通総量はむしろ減少しており、利用可能なビットコインが今後ますます少なくなることを意味しています。 分割可能性:1つのビットコイン(1BTC)は10億Satoshiに分割することができます

ビットコインの価値ある特性

1Satoshiは0.0000000001 BTCに相当し、現時点ではビットコインの最小単位です。分割単位は、ビットコインの元のコードに組み込まれていて、必要に応じてより細かく分割することが可能です。 移植性:ビットコインは、インターネットや衛星、電波などの通信チャネルを通じて送金することができます。これまでに存在した通貨の中で最も送金しやすい通貨となっています。


ビットコインはこれまでに作られた中で最も携帯性の高い資産です。

可換性:すべてのビットコインは同じ価値を持っています。誰が所有しているか、どのような取引履歴を経たかは関係ありません。1オンスの純金が常に別の1オンスの純金と同じであるように、ビットコインも量に応じた価値があります。何が起こっても、あるビットコインは別のビットコインと交換可能であり続けます。 耐久性:どんなビットコインやサトシも、劣化することはありません。何年経とうと、数え切れないほど送金しようと、常に再利用可能です。 認識可能性:ビットコインを認識し、受け入れる商人やユーザーが増えています。まだ法定通貨の普及度合いには程遠いですが、多くの人がビットコインを非通貨や他の偽造貨幣とは違う、価値ある支払い手段として受け入れています。 分権化:ビットコインを監督する単一の事業体(企業や機関)はありません。従来の貨幣とは異なり、誰も検閲、制御、取引内容の変更などを行うことができないため、誰もあなたのお金を没収することはできません。 アクセシビリティ:ビットコインを所有したり、取得したりするために、銀行口座を持っている必要はありません。基本的なコンピュータの知識とインターネット接続だけあれば大丈夫です。ビットコインのアクセスのしやすさは、世界の銀行口座の少ない地域にとって非常に便利なものとなっています。 偽造防止:ビットコインの取引はすべて分散型台帳に記録され、ノードの計算作業によって安全性が確保されています。このシステムは、先行するデジタル通貨の浸透を妨げていた二重消費問題を防ぐために設計されました。ビットコインネットワーク上のすべての取引は偽造不可能であり、取り消したり捏造したりすることはできません。 プログラム可能性:通常のお金とは異なり、ビットコインにはプログラム可能性が残されています。これは、将来的にビットコインはアップデートを受け、スマートコントラクト、マルチシグ取引などのようなさらに便利な機能を持つことができることを意味します。 安定性と価値の保存:現状やや不足している機能は、ビットコインの価格の安定性です。価格変動性が高いため、ビットコインはどちらかというと金などのコモディティのように使われています。しかし、ビットコインの普及が進み(≒価格が安定し)、投機するインセンティブが少なくなれば、それも変わってくるでしょう。暗号通貨が広く採用されるまでは、ビットコインは多少の変動性があると予想されています。

他の通貨と比較したビットコインの資質

現在のビットコインに価値をもたらしているのは、人々がビットコインを使って商品やサービスの支払いをしたい、お金を貯めたい、あるいは単に投機をしたいという願望やビットコインの安全性です。ビットコインのユーザーや加盟店のネットワークが拡大し、システムがより安全で高度になればなるほど、米ドルや他の通貨でのビットコインの価値は大きくなる可能性があります。

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