独自の暗号資産(仮想通貨)を発行する方法と必要なものは?

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Yamada
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三重県出身。金融ライターとしての活動を2014年に開始。暗号資産(仮想通貨)やFXを取り扱う国内外の金融・フィンテックメディアに従事する。自身でも仮想通貨投資を行っており、トレーダーとしての独自視点を交えたコンテンツ制作が得意。20年12月、CryptoNews...

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独自の暗号通貨を発行するのに、高度なプログラミング技術は必要はありません。暗号通貨業界にはオープンソース文化があり、それほ深い知識はなくても比較的簡単に作成することができます。

独自の暗号通貨の発行方法

コミュニティコインとして、ジョークグッズとして、あるいは現実世界の問題を解決するための施策として、その他のあらゆる理由で、独自の暗号通貨を発行できます。既存のブロックチェーンプラットフォームの多くで、独自のコインやトークンを簡単に発行できます。

独自の暗号通貨の発行方法

これらのプラットフォームに依存したくない場合や、必要な機能が賄えない場合は、スクラッチで独自のブロックチェーンを構築することもできます。

もちろん、スクラッチ開発は難しく、深いトレーニングと、プログラミングのスキル、技術の基本的な理解が必要です。

暗号通貨発行に必要なもの

大抵のプラットフォームでは、必要なものはさしてありません。Webフォームに記入するのと同じくらい簡単にクリプトカレンシーを作成できます。名前を指定し、どのくらいの枚数のコインを必要とするか、その他のいくつかの詳細を記入するだけで、独自の暗号通貨が出来上がります。

既存のブロックチェーンのほとんどのオープンソースのコードはGitHubで見つけることができます。入手したコードには、プロジェクトの目的を達成できるように変更を加えることもできます。

すでに確立されたブロックチェーンを使うことで、新たに発行するコインも最初からより安全で、追加の機能が組み込まれた際にも恩恵が受けられます。

もしゼロからスクラッチで暗号通貨を作りたいのであれば、分散型台帳の構築という、難しい課題をクリアする必要があります。その分、発行条件や機能に関しては、より自由に設定できます。また、すでに存在するオープンソースのブロックチェーンプロジェクトの中から、目的に合わせてルールの一部を変更してフォークすることもできます。

しかし、プロジェクトをフォークしても、そのプロジェクト全体のエコシステムやステークホルダーをコードと一緒にコピーすることはできないということを念頭に置いておきましょう。その通貨に関わりたくなるようなインセンティブを用意し、それを多くの人に伝え、エコシステムを創り出す必要があります。できたばかりの新しい独自通貨は基本的に無価値で、それを使って取引する人が自分以外に表れてはじめて価値が生まれます。

暗号通貨の発行を手伝ってくれる企業

ブロックチェーンを利用したサービスへの需要の高まりを受けて、分散型台帳を作成・維持を代行する企業やサービスが成長しています。このような事業は「ブロックチェーン・アズ・ア・サービス(BaaS)」企業と呼ばれています。

彼らは、さまざまなビジネスニーズに合わせて、ブロックチェーンに特化したソリューションを提供しています。中には独自のブロックチェーンを作ってくれるところもあれば、自社のインフラや関連ソリューションを提案してくれるところもあります。

暗号通貨の発行を手伝ってくれる企業
IBMブロックチェーンの概要 ソースは以下の通りです。Bluemix.net

人気の高いBaaS企業は以下です。

  • Amazon Web Services (AWS)
  • Blockstream
  • Chainzilla
  • Chainmakers
  • LeewayHertz
  • Microsoft Azure
  • IBM blockchain

暗号通貨発行プロジェクトに真剣に取り組むのであれば、その先にある多くの課題に備える必要があります。成功したプロジェクトを維持することは、プロジェクトを立ち上げるよりもずっと難しいことです。広く知られて使われる通貨にしたいのであれば、メンテナンスのためのコーディングやコンピュータのネットワーク、販売やマーケティングへの投資が必要です。

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