USDC、ワールドチェーン上で発行|サークル株価が急騰

アルトコイン
暗号資産ライター
暗号資産ライター
Takayuki A.
筆者について

...

監修
暗号資産ジャーナリスト
Naoki Saito
筆者について

...

最終更新日: 
Cryptonewsを信頼する理由
Cryptonewsは、10年以上にわたる暗号資産(仮想通貨)の報道経験に裏付けされた、信頼に足る洞察を提供しています。経験豊富なジャーナリストやアナリストが、深い知識を駆使し、ブロックチェーン技術を実際に検証しています。厳格な編集ガイドラインを遵守し、仮想通貨プロジェクトについて、正確かつ公正な報道を徹底しています。長年の実績と質の高いジャーナリズムへの取り組みにより、Cryptonewsは暗号資産市場の信頼できる情報源となっています。会社概要も併せてご覧ください。
広告開示私たちは、読者の皆様に対し、完全な透明性を提供することを重要視しています。当サイトの一部のコンテンツにはアフィリエイトリンクが含まれており、これらのリンクを通じて発生した取引に基づき、当社が手数料を受け取る場合がございます。

大手ステーブルコイン発行企業サークル社は11日、サム・アルトマン氏が主導するワールドチェーン上でネイティブUSDCの発行を開始した

USDCは、流通総額が600億ドル(約8兆7000億円)を超える、市場で2番目の規模を持つステーブルコインだ。

今回の統合により、これまでブリッジを介して提供されていたUSDCは、ワールドチェーンのエコシステム上で直接発行されるネイティブ版に置き換わる。

ワールドチェーンとの統合で利用者拡大へ

今回の提携は、ワールドチェーンが抱える膨大なユーザー基盤へのアクセスを可能にする戦略的な動きだ。ワールドチェーンは、虹彩スキャンを用いた生体認証システム「ワールドID」を通じて本人確認を済ませたユーザーを、160カ国で2700万人以上抱えている。

これにより、身元が確認されたユーザーはサークルが直接発行するUSDCを利用できるようになる。ネイティブ発行への切り替えは、取引コストの削減と遅延の短縮を実現する。これにより、安定的かつ信頼性の高いデジタル資産を求める利用者にとって魅力的な選択肢となる。

これまでもワールドチェーン上では約200万人のユーザーがブリッジ版のUSDCを保有していた。今回のネイティブ統合により、よりシームレスな体験が提供される。

新技術と市場の反応

この統合には、複数のブロックチェーン間でUSDCを転送するための技術であるクロスチェーン転送プロトコル V2が採用されている。これにより、USDCの転送が高速かつ安価で安全に行われる。仲介役となるブリッジを不要にすることで、分散型金融(DeFi)アプリケーションの効率性と相互運用性が向上する。

今回の発表は市場で好意的に受け止められた。11日の取引ではサークルの株価が急騰し、USDCの採用拡大と成長戦略に対する投資家の期待が高まった。サークルは最近株式を公開し、初値がIPO価格を約200%上回るなど注目を集めた。

今回の事業拡大は、ステーブルコイン発行者への規制監視が強化される中、サークルの米国市場進出と規制順守への取り組みを示す動きである。こうした動向は、仮想通貨市場全体の安定性と成長に寄与すると期待されている。

Logo

Cryptonewsを信頼する理由

200万人+
月間読者数
250+
ガイド、レビュー記事
8年
サイト運営年数
約70人
国際的な編集チーム
editors
+ 66人

注目のICOコイン

先行販売中の注目トークンをチェック ── 今が狙い目の有望銘柄も。

マーケットキャップ

  • 7日
  • 1ヶ月
  • 1年
時価総額
$4,048,561,271,310
5.58
トレンドの仮想通貨

注目記事

Industry Talk
マイクロソフト、リップルに興味津々|仮想通貨おすすめ銘柄を再評価
Takayuki A.
Takayuki A.
2025-07-20 18:12:05
金融・経済ニュース
ジャック・ドーシー氏のBlock社、S&P500採用決定で株価急騰
Daisuke F.
Daisuke F.
2025-07-20 17:02:11
Crypto News in numbers
editors
筆者リスト + 66人
200万人+
月間読者数
250+
ガイド、レビュー記事
8年
サイト運営年数
約70人
国際的な編集チーム