米マイクロストラテジー、約870億円相当のビットコインを追加購入

米ビジネスインテリジェンス企業のマイクロストラテジーはこのほど、約6億1570万ドル（約870億円）相当のビットコイン（BTC）を追加購入した。マイクロストラテジーのマイケル・セイラー創業者兼会長によると、同社は11月30日から12月26日までに、1万4620BTCを追加購入した。ビットコイン1枚あたりの平均購入価格は4万2110ドル。

マイクロストラテジー保有のビットコイン総額、1兆1000億円超に

現在、マイクロストラテジーが保有するビットコイン数量は18万9150BTCになり、現時点の時価総額で約80億ドル（約１兆1300億円）。発行済みビットコイン1958万枚のほぼ１％に相当する。ビットコイン1枚あたりの平均購入価格（＝損益分岐点）は3万1168ドル。

同社は7億5000万ドル（1050億円相当）の資金調達計画の一環として、11月30日から12月26日の間に100万株の自社株を売却し、6億1000万ドル（約861億円）の売却益を得たことも同時に発表した。

米国証券取引委員会（SEC）による現物型ビットコイン上場投資信託（ETF）初承認の期待を受け、ビットコインは強気相場（ブルラン）が続く。セイラー氏はブルームバーグのインタビューで「マイクロストラテジー株は手数料不要かつレバレッジを提供する。ビットコインを物理的に裏付けとするETFは脅威ではない」と発言。

マイクロストラテジー株は2023年、ビットコイン価格に伴い連れ高となり、年初来300%超の上昇率を記録している。