メルカリ暗号資産サービス、新たにリップル(XRP)取引開始

株式会社メルカリの子会社メルコインは24日、暗号資産(仮想通貨)取引サービスで新たにリップル(XRP)の取扱いを開始した。
このサービスでは、金融機関からチャージした残高や、フリマアプリ「メルカリ」での売上金(メルペイ残高)、メルカリポイントを利用してXRPを1円から購入できる。
ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)の取引と同様に、少額から手軽に始められる点が特徴である。メルコインによると、同日よりメルカリアプリ利用者は段階的に利用可能となるが、利用には審査済みの暗号資産取引口座が必要だ。
メルカリにおける暗号資産取引の拡大
メルコインは、暗号資産(仮想通貨)取引の経験がない人でも簡単かつ安心して利用でき、仮想通貨を身近に感じてもらうことを目指している。2023年3月にビットコイン取引サービスを開始し、2024年5月にはイーサリアムを追加した。
サービス開始から約1年9ヶ月後の2024年12月には、口座開設者数が300万人を突破した。一般社団法人日本暗号資産等取引業協会のデータによると、2024年におけるメルコインの新規口座開設数は約172万件で、これは同期間の国内新規口座開設数全体の約58%を占め、業界最多となった。
同社の調査では、メルカリのビットコイン取引サービス利用者の約9割が、このサービスを通じて初めて仮想通貨取引を経験していることが分かっている。これまで仮想通貨取引を行ってこなかった層への普及が進んでいる。
XRP取扱い開始の意義
今回、ビットコイン、イーサリアムに続き、新たにXRPの取扱いが始まった。XRPは、代表的な仮想通貨の一つであり、CoinMarketCapによると2025年4月21日時点で時価総額は世界第4位に位置する。
取引量の多いXRPが加わることで、利用者は自身の投資方針や好みに合わせて、仮想通貨の組み合わせを選択する幅が広がる。メルコインは今後、XRPに関連するイベントやキャンペーンの実施を検討しており、国内でのXRPの認知度向上と普及を目指す方針だ。
XRP取引の詳細
利用者は、ビットコインやイーサリアムと同様の方法でXRPを売買できる。また、ビットコインとXRPの価格チャートを比較しながら取引することも可能だ。
売買手数料は無料だが、提示される価格には実質的な取引コストであるスプレッドが含まれる。なお、XRPは、毎月一定額を自動で購入する「つみたて購入」機能の対象外となる点には注意が必要である。
メルコインは、今後も仮想通貨やブロックチェーン技術の領域で新たな挑戦を推進していくとしている。
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