ビットコイン、急反発し回復の兆し｜仮想通貨相場分析
ビットコインは24日、9.4万ドル付近で強い反発を見せ、一時的に9.9万ドル台まで回復した。クリスマスから始まる「サンタクロースラリー」という、米国株式市場において株価が上昇しやすい時期に値を上げた。
中国当局が2025年に3兆元の特別国債を発行するという発表があったことが、この動きの背景にあると推測される。この発表によって、中国の財政政策への期待が高まり、株価指数やビットコインが上昇する結果となった。
現在は、1BTC=9.4万ドル台で推移中。市場では10万ドル台回復へ向け、投資家の期待が高まっている。
【12月25日最新】ビットコイン（BTC）の価格分析
ビットコイン（BTC）は12月17日に史上最高値約10.8万を記録したのち急落。12月22日には最高値から15％安の9.2万ドル台まで値を下げた。12月24日から上昇を始め、現在は9.8万ドル台を推移している。
ビットコインの価格は、11月から形成された上昇チャネルを下抜けしたことで、下落サインが点灯。しかし、12月20日と12月23日の2度にわたり9.2万ドル台で反発した。この価格帯は、月足チャートの押し安値4.97万ドルからの上昇波から見てフィボナッチレベル0.236のライン。長期視点のトレーダーに意識されやすい価格帯であるため、今のところはサポートとして機能しているようだ。
現在は20日移動平均線の下で、一時的に広がった100日移動平均線との乖離を縮めながら価格が推移している状況。長期的な目線としては買い優勢だが、大きく価格が動くのはまだ先で、100日移動平均線とローソク足が接触後だと予想される。
続いて、4時間足チャートでビットコインの細かな価格動向を確認する。
上記の4時間足チャートでは、12月21日に20日移動平均線と100日移動平均線がデッドクロスし下降トレンドを示唆。ここ3日ほどは20日移動平均線に上昇の行く手を阻まれていたが、12月24日夜に大きな陽線を伴ってブレイクした。今後数日間は、その上の100日移動平均線が抵抗帯として意識されるか注目だ。
現在は9.95万ドル～9.2万ドルのゾーン内で価格が推移中。上昇の勢いが見られ始めたため、本日中に9.95万ドルを試しに行く可能性が高い。9.95万ドルをブレイクした場合、次なるレジスタンスラインは10.27万ドルだと推測される。
12月25日ビットコイン（BTC）相場のキーポイント
- いまのところ、9.2万ドルのサポートが機能している様子
- 12月25日の予想推移価格は9.2万ドル～10.27万ドル
- 直近高値の9.95万ドルをもう一度試す可能性が高い
【12月25日最新】イーサリアム（ETH）の価格分析
イーサリアム（ETH）は12月17日に過去最高値とほぼ同値4,100ドル記録した後、3,100ドルへ急落。その後は大きな下ヒゲを伴う強い反発を見せ、現在は3,460ドル程度まで回復している。
日足チャートでは、20日移動平均線は100日移動平均線の上を推移中しているため、長期的にはロング勢に有利な展開が予想される。しかし、20日移動平均線は下に傾いており、価格は100日移動平均線と接近中。一時的に売りが強い状況だ。
ただし、今後また価格が下落した場合でも3,100ドル付近、3,300ドル付近がサポートとして機能する可能性が高い。この価格帯は、月足チャートの押し安値2,110万ドルからの上昇波から見ると、フィボナッチレベルと重なっている。そのため、月足視点のトレーダーに意識されやすい価格帯だと推測される。
続いて、4時間足チャートで細かなイーサリアムの価格動向を確認する。
上記の4時間足チャートでは12月17日以来下降トレンドが見られ、高値安値を切り下げている。しかし直近では、20日移動平均線をブレイクし上昇の勢いが強い。
100日移動平均線の3,700ドル付近への乖離を縮めている状況の中、近日中に戻り高値3,550ドルを試す展開が予想される。ただし、3,550ドル～3,700ドル付近は取引高が多い価格帯でもあるため、抵抗として機能し上昇が阻まれる可能性がある。
12月25日イーサリアム（ETH）相場のキーポイント
- 一時的に売りが強い状況が続く
- 3,300ドル付近、3,100ドル付近のサポートは意識されやすい
- 12月23日の予想推移価格は3,220ドル～3,720ドル
- 戻り高値3,550ドルまで上昇するか
- 3,550ドル～3,700ドル付近は上昇が阻まれる可能性が高い
【12月25日最新】リップル（XRP）の価格分析
リップル（XRP）は2.7ドルをピークに18日から下落。XRPを発行するリップル社は、ドナルド・トランプ次期大統領の就任式へのXRP寄付を21日発表したものの、マーケットに大きな反応は見られなかった。現在は三角持ち合いの中で、2.29ドル付近を推移している。
20日移動平均線は100日移動平均線の上に位置しており、リップルの将来価格は上昇トレンドの最中にいる。ただし、価格は20日移動平均線を下抜けしており、直近ではロング勢にとってはもどかしい状況が続いている。
続いて、4時間足チャートでリップル（XRP）の細かな価格動向を確認する。
4時間足チャートでは20日移動平均線、100日移動平均線がデッドクロス。下降トレンドの兆しを見せたものの、上にも下にも価格がぶれない状況が続く。直近で4時間足チャートの戻り高値2.38ドルを試そうとしているが、100日移動平均線と重なる価格であるため、軽い反発を見せている。
本日の予想される価格の推移帯は4時間足高値2.4ドル～三角持ち合いのサポートである2ドル。ショート勢に若干有利な状況で、しばらくの間三角持ち合いの中を推移する展開が予想される。
12月25日リップル（XRP）相場のキーポイント
- 価格は上にも下にもブレづらく小康状態が続く
- 12月25日の予想推移価格は2ドル～2.4ドル
【12月25日最新】ドージコイン（DOGE）の価格分析
ドージコイン（DOGE）は、ミームコインブームの影響もあって順調に値を伸ばし、12月8日に0.48ドルまで到達。ATHへの期待もかかったが、20日におよそ46％安の0.26ドルまで急落した。現在は0.33ドル付近を推移している。
日足チャートでは、20日移動平均線は100日移動平均線の上に位置しているため、長期的な上昇トレンドの最中だと推測される。ただし、12日終了時点で20日移動平均線を下抜け後、0.26ドルで大きく反発。この価格は、月足チャートで9月から開始した上昇波動の半値ラインで、長期視点のトレーダーに意識されやすい価格であるため、サポートとして機能したと見られる。現時点で20日移動平均線が下を傾いているため、ショート勢に有利な相場を形成している様子だ。
続いて、4時間足チャートでドージコインの細かな価格動向を確認する。
4時間足チャートでは売りを示唆する20日移動平均線、100日移動平均線のデッドクロスを12日に形成。高値、安値を切り下げる下落トレンドが発生している。
本日の予想される価格の推移帯は4時間足高値0.42ドル～直近安値0.26ドル。20日のサポートライン反発後の上昇の勢いが強いため、直近戻り高値0.35ドルを試しに行く展開が見られるかもしれない。
12月25日ドージコイン（DOGDOGE）相場のキーポイント
- 現在はショート勢に有利な相場である
- 12月25日の予想推移価格は0.26ドル～0.42ドル
- 上昇の勢いが強いため、直近戻り高値0.35ドルを試しに行く可能性が高い
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