トランプ氏、第4弾となるNFT発売｜売上は約3億円突破

ドナルド・トランプ前大統領は29日、同氏の第4弾となる非代替性トークン（NFT）コレクションを発表した。発行数は36万枚となっており、発行から一日で2万700枚（5.7％）が売れたという。これは200万ドル（約3億円）以上の売上となる。

トランプ前大統領「第4弾NFT発行」

最も価値が高く権威のあるNFTコレクションであるCryptoPunksが一日でその半分以下の取引量（NFT Price Floorによると75万4000ドル）を記録したことを考えるとトランプ最新NFTは快挙だ。

しかし、コレクションの膨大な量を考えると、現時点でトランプの暗号資産（仮想通貨）にベッドする投資家は多くない。

ほとんどの NFT コレクションは一日で5.7% しか売れないと失敗と判断されてしまう。

トランプがNFTに登場した当初、最初の2つのコレクションはすぐに完売した。ただし、それぞれ4万4000枚と4万6000枚のNFTで小規模だった。

その後、昨年12月に第3弾コレクションで10万枚のNFTを提供したが売れたのはそのうちの約半分だけだった。

トランプが最新のNFTを完売した場合、トレーディングカード1枚あたり99ドルなので最終的に3560万ドルを稼ぐことになる。

これらの資金はNFT購入者に提供されるさまざまなボーナス特典の実現に使われる可能性がある。

トランプNFTはユーティリティ的な価値が高く評価されており、過去にはトランプが主催するイベントやディナーに参加できる権利や、トランプが保有する不動産やホテルに格安で宿泊できる権利なども付与された。

最新のトランプNFTも前回のコレクション同様に2025年1月31日まで二次市場で再販することはできない。